私は蜂谷由香里(はちやゆかり)
小学校の頃から超優等生で、
みんなにちやほやされてきた。
それからかな、
私がいじめをはじめたのは。
きっかけはすごく簡単な事。
あの子が私より、勉強が出来る。
それがすごくいやだった。
私は誰よりも上だった。
あの子がちやほやされるのは、
嫌だった。
だから友達使ってみんなでいじめた。
みんな、楽しそう。
いじめられてる子は
大泣きして、馬鹿みたい。
あんたが私よりいい成績とるからよ。
で、その子は事故にあって亡くなった。
それが事故なのか、自殺なのかは
よく分かっていない。
で、私は中学校でも、同じことをしてた。
友達をつかって。
でも、高校はみんなと離れてしまった。
私の過去を知る人はいない。
高校でも、優等生!
それが私だった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。