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第4話

出席番号30番 光井亜緒葉
私は光井亜緒葉(みついあおば)

小学校の頃はずっと
蜂谷由香里にいじめをうけていた。

多分向こうは
そんなこと忘れている。

いじめをうけた理由は
私が勉強が得意だったからだ。

毎日毎日、塾に通い
3才から、体操教室に通い
運動も得意だった。

そんなことだけでいじめられた。

お母さんに勧められて入った高校には、
蜂谷由香里がいた。

気分が悪かった。
でも、向こうは
そんなこと忘れている。
忘れて、楽しく過ごせてる。
なら、いいじゃないか。

でも、いじめられているときは怖かった。

確かな恐怖を感じた。

背筋がぞくっと震えた。

優しかったあの子が
友達が豹変していくのを
覚えている。
その時を思い出して
涙がぽつりと
勉強用のノートに落ちた。
光井亜緒葉
っ…う……くっ…
自分でも、なぜ泣いているのか分からない。
自分の弱さが滲み出ていた。
明化都勝
亜緒葉?
光井亜緒葉
うっわぁ!
勝手に入ってこないでよっ!
隣の家に住んでる、幼馴染
明化都勝(あかとしょう)だ。

窓から入ったのかな?

次やったら、
不法侵入で警察に通報しよう。
明化都勝
なんで、泣いてるの?
光井亜緒葉
っ!
最悪だ。

涙の後が私の頬についている。
光井亜緒葉
これは…その、なんでもないよ
明化都勝
嘘だ
明化都勝
また、蜂谷のこと、思い出していたのか?
光井亜緒葉
それは…
明化都勝
なあ、亜緒葉
明化都勝
俺にはちゃんと言って欲しい
光井亜緒葉
勝…
明化都勝
絶対守るから!
光井亜緒葉
その身長で?
勝は私より、
8センチ程、背が低い。

いつも、勝が気にしている。
明化都勝
うるせー!
光井亜緒葉
あはは、ごめん、冗談だよ
明化都勝
でも、よかった
泣き止んでるじゃん
光井亜緒葉
あ…
涙は消えていた。
明化都勝
あ、じゃあ、俺そろそろ帰るわ
ぎゅっ

私は勝を軽くバックハグする。

こんなもの、1才くらいからの付き合いの
私達ならスキンシップだ。
光井亜緒葉
勝…ありがと
明化都勝
別に…
勝の頬が心無しか
赤く見えた。

それは勝が入ってきた窓から射し込む私達を
照らす夕日のせいだと思う。