樹side
北斗があなたちゃんに振られた……?
そんな話を聞いて俺らはびっくりしていた
北斗「はぁ……もうさ、」
『ん?』
北斗「みんな今日空いてる?」
慎太郎「空いてるけど…?」
ジェシー「俺も空いてるよ」
今日はみんな夜空いてるはずだけど…?
北斗「俺奢るから飲み行こ」
髙地「え、北斗お酒好きだっけ?」
北斗「もうそんなのどうでもいいから」
〜夜〜
北斗「ゴクゴク…」
『ちょっと北斗飲みすぎ』
北斗「まだ」
大我「やめたら?もう」
北斗「いや、まだよってないからだいじょーぶ(*´ー`*)ノ」
ジェシー「いや、酔ってるでしょ」
北斗「なぁ〜んであなたはいなくなっちゃうの?」
慎太郎「北斗もう帰ろ?」
北斗「やだ」
髙地「帰ろうよ」
北斗「あなたまつの……グズッ」
『ちょっと北斗…』
その後みんなで北斗を家まで送ることにした
北斗「フラッ…」
髙地「っちょ危なっ」
北斗宅
『お邪魔しまーす』
『えっ…』
俺らの目に入った北斗の部屋は
前のめっちゃ綺麗な北斗の部屋とは思えないほどだった
ジェシー「北斗〜ベット行こ?」
北斗「ん……ここでいい」
慎太郎「体痛くなるよ」
北斗「もうよいちょっとさめたからだいじょーぶ」
いや、飲んでるときから呂律全然回ってないよ?
全部ひらがなに聞こえるし
今更だけどなんであなたちゃん北斗を振ったのかな
今日「北斗が彼氏でよかった」ってあなたちゃんが言ってたって慎太郎が言ったとき
嘘だったんだよって言ってたよなぁ
あなたちゃんに限ってそんなこと…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。