あなたside
朝起きたら北斗から電話がかかってきた
「今日家行くから」
その声は低く私からしたら少し怖かった
ピンポーン
北斗「おじゃましまーす…」
『どうしたの…?』
北斗「見てねぇーの?」
『何が…?』
北斗「(´Д`)ハァ…」
『…………??』
北斗「これ」
北斗の手にはスマホ
そして書かれていた記事は
人気アイドルSixTONESのメンバー
松村北斗 熱愛報道
『え…なに…これ……』
北斗「撮られた」
『この写真って……』
北斗「こないだ買い物行ったときの」
『嘘……でしょ…』
北斗「………」
『ごめん…私の不注意で……』
北斗「ううん俺も悪い」
『どーしよ……』
北斗「それで、今事務所に来いって」
『え……』
ギュッ
北斗「怖い?」
『別れるとかないよね……?』
北斗「大丈夫俺が守るから」
『ん…』
事務所 社長室前
コンコン
北斗「失礼します」
『失礼します…』
社長「君が松村の彼女?」
『はい……』
社長「この写真は事実なのか?」
北斗「事実です僕の不注意で…撮られました」
『すみません…』
そこに事務所の偉い人っぽい女性が来た
偉い人「あなたさん?だっけ」
『はい…』
偉い人「こっち来てもらってもいい?」
『え、はい分かりました……』
チラッ
北斗「……僕も行っちゃだめですか?」
偉い人「あなたさんだけで」
北斗「分かりました……」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!