あなたside．



沢山買って貰っちゃって

壱馬の家に着いたのが

午後4時．




壱馬「はい．」


あなた「お邪魔します．」


壱馬「好きに座ってていいよ．」


あなた「ありがと．」




凄いシンプル．


綺麗．




ある１つの大きな本棚．


あ、これ知ってる．


へぇ……これ面白そう．



なんて興味津々で見回していると



壱馬「取って見てもいいよ．」


あなた「やった．」



2冊だけ本棚からとり壱馬にこっちと呼ばれる．



壱馬「一緒に読も？」


あなた「うん．」




ふかふかのソファで壱馬の隣に座り読み始める．



この空気感好きだなぁ．



少し時間が経って横を見てみると


真剣で横顔が綺麗な壱馬．


あぁ．皆だったら瞬殺だろうな．なんて．



記念に1枚．ﾊﾟｼｬ．



壱馬「……」



気づいてないのかな．


それぐらい真剣に読んでるのも好きなんだよな．


そしてまた自分が持つ本に目線を移す．




あ、プレゼントいつ渡そうかな．


今渡しちゃおうかな．忘れそうだし．




あなた「壱馬．」


壱馬「ん、？」



反応が謎に早い．




あなた「これ．」


壱馬「え、！」


あなた「最近頑張ってたからプレゼント．」


壱馬「うっわぁ……ありがとう！！！！」


あなた「あのさ．」


壱馬「？」


あなた「実はお揃いで買った．」


壱馬「……」


あなた「だめだったかな、？」


壱馬「……やったぁあ！！！」


あなた「、？」


壱馬「あなたとお揃い……////
     嬉しい．」


あなた「喜んでくれて良かった．」


壱馬「大切にする！！！」


あなた「ありがとう．」




そう言って帽子を被り始めた壱馬．



壱馬「どう？」


あなた「かっこいい．」


壱馬「うわぁ……///嬉しい……///」




そしてそのまま小説を読み始めた壱馬．


あ、そのまま読むのね．










壱馬side．


帽子をかぶって小説を読むこと3時間．


夜7時．




隣を見ると真剣に読み続けるあなたの横顔．



沢山買った古本も読み終わっちゃったしな……


あの本棚にあるのも読んで3周ぐらいしたし．





壱馬「あなた〜……」


あなた「……」


壱馬「あなた〜……？？？」


あなた「……」




本いいな．そんなじっと見つめられて．



俺も本になりたい．
 



壱馬「あなた〜」


あなた「……」





横顔綺麗だな……


記念に1枚．ﾊﾟｼｬ．




壱馬「おーい．」


あなた「……」




確かに俺も本読もうって言ったけどさ．


少しぐらい話をしてくれてもいいじゃん、？










あなたside．



あ、こうなるのね．


え、そうなっちゃうの、！？



あぁ〜……そこそうなるか．





ふと気がつくと前に体育座りをした壱馬．



あなた「、？」


壱馬「(ﾑｽｯ)」



え、なんかしたっけ．


あれ．え．本当になんかしたっけ．




あなた「壱馬、？」


壱馬「……」




ずっとこっちを見る壱馬．



あなた「……？？？」



そのまま自分も壱馬のことを見る．



帽子似合ってるなぁ．


長い髪の毛も色気が出てる．


かっこいいなぁ．




壱馬「(ｷﾞｭｯ)」


あなた「！？」




んえ、！？


ちょ、え、？




あなた「壱馬．」


壱馬「何．」


あなた「どうしたの．」


壱馬「じっと、ずっと俺だって見られたい．」




じっと……ずっと……？？？


自分がじっと、ずっと見てたもの……






本！？



あなた「壱馬．本に嫉妬……」


壱馬「だめなの、？」


あなた「え、？」


壱馬「本に嫉妬したらだめなの？？？」


あなた「だめじゃない．」


壱馬「俺だって見てて欲しい．」


あなた「可愛い．」





そう言うと離れて顔を近づけてくる．




ｺﾂﾝｯ．



壱馬の被っていた帽子のつばが自分のおでこに当たる．




壱馬「可愛いって言ったらだめ．
      今日はこの距離で勘弁してあげる．」


あなた「……/////」





いや、近い……///



壱馬「照れてる〜かーわいっ．(ﾆｺﾆｺ)」 





反則．


情緒不安定すぎる、！！！！



ドSになったり砂糖になったり……


大変だ．





───
Instagram

kuromiya_genegirl_official
(壱馬とシミラールックのツーショット)
(壱馬がパスタを食べてるところ)
(古本を選ぶ壱馬の後ろ姿)
(隣で本を読む壱馬の横顔)





kuromiya_genegirl_official
今日はoffで壱馬とお出かけ．
全部奢ってくれてありがとう．
また行こうね！

#川村壱馬
#お出かけ
#楽しかった
#デートなうに使っていいよ





─

rmpg_kazuma_kawamura
(あなたとシミラールックのツーショット)
(あなたがパスタを食べてるところ)
(古着を楽しそうに選ぶあなたの姿)
(隣で本を読むあなたの横顔)
(あなたとお揃いの帽子)





rmpg_kazuma_kawamura
あなたとお出かけ

＠kuromiya_genegirl_official

#黒宮あなた
#帽子お揃い
#ありがとう




───



壱馬side．

次の日．

GENEの先輩方に内容を１ミリたりとも

残さずに事情聴取をみっちり受けたなんて

言えないな．



壱馬「いや、ほんとにこれだけです！」


龍友「ほんとか？」


壱馬「本当です！」


玲於「言ってないことは無いな？」


壱馬「はい．ないです．」


亜嵐「ほんとだね？信じるよ？」


壱馬「はい！信じてください！！」


あなた「なにやってんの．」


隼「いや、あ、そ、その、ね．」


亜嵐「いや、なんでもない．ね？」


壱馬「あ、あ、はい．」


あなた「(本当になにやってんの……)」






壱馬とデート編  END．