自宅.
あなた「いつも急だね.」
亜嵐「早く食いてぇ……」
龍友「あったけぇ……」
涼太「早く具材切ろー!!!」
唐突な鍋パ.
隼「あれ、白菜無くない?」
裕太「ほんまや.無いなぁ?」
隼「あなたー!」
あなた「ん.」
隼「白菜ある?」
あなた「なかったら無い.」
隼「……メンさん!!」
メンディー「??」
隼「スーパーへ!行きますよぉお!!」
メンディー「え、え!?」
裕太「俺も行くー!!」
龍友「俺も!!」
亜嵐「龍友くん行くなら行く〜!!」
涼太「ちょ、じゃあ俺も!!」
玲於「……(爆睡)」
あなた「……」
あなた「……騒がし.」
黙々と作業をする.
あなた「あ、イヤホン壊れた.」
玲於「……」
あなた「コンビニ、行ってくるね.」
パーカーを着て外に出る.
あなた「ん……寒.」
白色のイヤホンを買って早速使って家まで戻る.
家にはまだ皆帰っていないよう.
あなた「ただいま……」
リビングへ繋がるドアを開ける.
するとふわふわの毛布がもぞもぞと
近寄ってきた.
あなた「え、」
毛布を広げて覆いかぶさってくる謎の物体.
あなた「……玲於.」
玲於「焦ったぁ……」
あなた「こっちのセリフ.」
玲於「急に居なくなるからさ……」
あなた「布団が襲ってくるからさ……」
玲於「てか、体冷たすぎ.」
あなた「え、無視?」
玲於「はい.暖めますよー.(抱きつく)」
あなた「……」
玲於「ふはっ、あったけぇ……」
亜嵐「お取り込み中失礼します!!
通れないのでどいてもらってもよろしいでしょうか!!」
GENE「……」
玲於「……しょうがねぇな.」
隼「もうちょっと見たかったなぁ……」
涼太「あぁ……分かるわ.」
龍友「クリスマスも近いからなぁ……w」
裕太「ほのぼの感暖かかったのに……」
亜嵐「……(真顔)」
メンディー「亜嵐くん……」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。