第20話

20 山口瀬奈
370
2020/10/12 05:04
眠れる気がしない。


君が気になってしょうがない。
棚沢
どうだった
って 始めて曲以外に連絡した。


でも返事が来なくって


気づいたら朝になっていた。




僕はいつもより早く学校に着いて


君を待ってしまった




バカだった。




君ともう一人の男子がクラスへ入って来た瞬間




僕はただ君の気楽な話し相手 だったと



察した。



瀬奈
あ おはよう
瀬奈
あのね
棚沢
わかったから
棚沢
もういい
無理。


会話を切るまで続きが聞きたくないんだ





でも


ここまでだった


君との繋がりが


ここで止まってしまった





もっと喋っていたらよかったのに


お出かけとかに誘っていたらいいのに


すべてのタイミングを逃し


最後のチャンスまで完全に見逃した




後悔することしかできない


恋愛バカだ。






マジで最悪。

プリ小説オーディオドラマ