第4話

ウソノハジマリ
2,727
2022/01/30 10:10
あのリアルな夢から1週間たった。

本当に本当にハズレてたのかもしれない。

朱とは2人でご飯に行くほど仲良くなった。

仲良くなると信頼というものがいやでも着いてくる。


メンバーはと言うと、

やまとは私を盗撮しなくなり、

ゆうたは私を彼女呼ばわりしなくなった。

ひゅうがに相談されなくなり、

ゆうまに煽られることも無くなった。

でも、

あっちゃんだけは変わらなかった。


私の居場所が今は朱の居場所になっていた。





そんなある日。







私の最も恐れていたことが


























始まった。
やまとに至急事務所にくるように言われた。

せっかくのoffなのに。
🖤おつかれ〜

❤️あなた。

🖤どした?空気重くね?

💚誰のせいだよ

🖤は?

💜お前マジで最低だよな

🖤なんの話かさっぱりなんだけど

❤️とぼけんなよガチで

🖤説明しろよ
わからねぇっつってんの

❤️あぁ説明してやるよ

❤️お前、朱に酷いこと言ったんだろ

🖤は?

❤️こいつ泣いてんだけど
なんて言われたか言える?(優しい声)

🤍ん、えっとぉ、グスッ
うざいとかぁ死ねとかぁ、、
コムドットにぃ必要ないってグスッ

🖤朱?

🤍ビクッ怖いぃぃ(泣)

💜コムドットにいらないのはどっちだよ

🖤え?

💜お前みたいなやつコムドットに必要ねぇよ
その瞬間、

私の中の何かが崩れるような 。

もう私はここにいちゃいけないのか?

いても今日のように嘘をつかれてメンバーに叩かれる。

もう私の居場所はない。
💙俺、信じてたのに。
見損ないました。

💚そんなやつだとは思ってなかった

❤️お前なら大丈夫だと思ってたのにな

💜出ていけよ。コムドットから脱退しろ。

🧡、、、
脱退、か、

もう私の居場所はないし、

いても意味ないよね
🖤わかった。

❤️さっさと出ていけ。
その瞬間、朱が私に悪魔ような笑みを見せた。

ほかのメンバーに見えないように。

口角を上げた。

その時。

私は決めた。
🖤脱退しない。
あっちゃんの表情が少し緩んだ気がしたと同時に

朱は私を睨みつけてきた。

それを見て私は微笑んだ。
💜は?いい加減にしろよてめぇ!

🖤何?脱退はしないよ?

❤️脱退してくれよ。これが続けば朱は壊れちゃう。

🖤壊れちゃうなら朱が辞めればいいんじゃない?
私は何を言われようとされようとコムドットは辞めない。

💚俺は許さないし、メンバーからの信頼も失ってるからな

🖤お前らからどう思われてるとかどうでもいい。
お前らの無意味な信頼もいらない。

💜チッ

❤️朱?

🤍ん、

❤️あいつ残っててもいい?

🤍ん、朱頑張る!

❤️ありがと

❤️(頭ポンポンする)

🤍うふふ♡

❤️勝手に残っとけよ

💜いいのか?やまと

💚こいついたら朱ちゃんが、

❤️俺らで守ればいい。

💙あなたさん。もう今日みたいなことはやめてくださいね。

❤️じゃあ解散。
私は絶望していなかった。

あの夢のおかげ、かな?
あれから

やまとには名前を呼ばれなくなり、

ゆうたは冷たい目で私を見る。

ひゅうがはずっとキレてるし、

ゆうまは「あなたさん」って呼ぶようになった。

やっぱり。

あっちゃんは何があっても変わらなかった。

でもあっちゃんに期待することはしていない。

助けてもらおうとも思わない。

いつ他のメンバーのように私の前から消えるか分からないから。































𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝

プリ小説オーディオドラマ