今日から朱がメンバーとして正式に活動することになる。
まだ何もない。
ほんとにあの嫌な予感はハズレただけなのか?
朱は私とは真逆の性格でコムドットのメンバーとしてすぐに馴染んだ。
そんな朱にメンバーはみんなメロメロ。
そんなことで嫉妬してしまう自分が嫌になりそう
🧡あなた、大丈夫?
🖤ん?大丈夫大丈夫!
🧡仮眠とってきな?
🖤いいの?
🧡いいよテロップ入れはやっとくから
🖤ごめんありがとあっちゃん
🧡ゆっくり休んどいで
🖤ありがと
あっちゃんに甘えちゃった。
眠ると私はまるで未来が見えるように
仲間に裏切られる夢を見た。
その夢はやけにリアルで怖くて怖くて仕方なかった。
でももうその時には遅かった。
私が頼れる人なんてもう既に
いなくなっていた。
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。