第5話

ミンナノキモチ
2,718
2022/01/31 04:14
やまとsaid
俺は朱が好きだ。

大学入学当初、俺はなかなか友達ができなかった。

そんな時、朱が声を掛けてくれた。

今の俺があるのは朱のおかげって言いたいところだが

本当はあなたのおかげだ。

あなたのことを信じたかった。

あいつはそんな酷いことをしない。わかってる。

だけど、朱が俺の傍から離れるのが怖かった。

あなたなら大丈夫。

そんな考えであなたに甘えてしまった。

あなたなら俺らの傍から離れない。

というか、メンバーはあなたのことを信じると思ってた。

あいつらは何十年も一緒にいるあなたよりも

まだ出会って1ヶ月の朱の方を信じるのか?

でも、それは俺が言えることじゃあないな。

あなた。ごめん。

もう遅いのはわかってるよ。
ゆうたsaid
あなたがそんなことするはずない。

俺はわかってた。

でも、朱ちゃんの言ってることの辻褄が合いすぎて、

なんも言えない。

実際、あなたと朱ちゃんが仲良かったのも知ってる。

あなたは自慢げに話してたことも知ってる。

朱とご飯行くんだって。

俺らには見せたことないような笑顔で。

それに嫉妬してた。

俺はあなたのことが好きなのか?

こんなに嫉妬したのは初めてで、

あなたに酷いこと言ってしまった。

何動揺してんだよ俺。

あなたと前みたいに笑ってふざけあって、って、

今更もう遅いよな、
ひゅうがsaid
あなたのことを信じたい。

でも、朱ちゃんの涙を見ると、

本当がなにかわからなくなる。

朱ちゃんといると楽しい。

でも何かが違う。

気づいたらあなたの方を見てるし、

なんて思ってるかなとか、

どんな気持ちなのかなとか、

暇があればあなたのことを考えてる。

俺達にはあなたが必要なのに。

酷いやつだよな俺。

でももう遅い。
ゆうまsaid
あなたを信じる方がいい。

それは分かってるけど、

朱ちゃんが嘘ついてるってのも考えにくくて、

あんなに辛そうに泣いてるの見ると

嘘だろとはいえなかった。

俺の男気のなさだよな。

あなたを100%信じることが出来る、

そんな自信は俺にはなかった。

もう既にあなたは俺らのこと信頼してないだろう。

だからもう遅い。何もできねぇ。
あむぎりsaid
俺はあなたを信じる。

今まで何があってもあなたは俺らを信じてくれた。

一切疑わなかったし、ずっと傍にいてくれた。

そんなあなたが俺らを裏切るはずがない。

みんなもわかってるはず。

それでもみんなは朱ちゃんの方についた。

あなたのことは見向きもせず。

撮影の時だけ前のように接する。

あなたは俺が守る。
朱said
クソが。

もうちょっとであの女をやめさせることが出来たのに。

私はずっとコムドットに入りたかった。

やまとが私に気があることは分かってたから、

やまとにお願いしたらちょろかった。

動画も全部見てたし、

私はゆうたくんのことが好きになってた。

ゆうたくんがあなたに気があることもわかってた、

というか、動画を見てればわかった。

私はコムドットに入って、あなたからゆうたくんを奪う。

絶望してるあなたの顔を想像したら

いてもたってもいられなかった。

1ヶ月ぐらい仲を深め、信頼を作る。

私は顔がいいからみんな寄ってくる。

少しずつあなたの大切なもの・・・・・を奪っていった。

辞めなかったのは計画外だったが、

もっと精神をズタズタにしてから辞めさすことができると思ったら

楽しみで仕方がない。






















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