第14話

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2020/10/14 06:46
壱馬side


もうこの頃最悪…

昨日の慎と北人を見てから、気分すごく悪いし…

なんで北人の場所に僕がいないんだろうとか、いろいろ考えちゃって、そんな自分にも嫌気がさす…



翔平「壱馬さーーーん!!おはようございます!」

『おはよう笑元気だね」

翔平「そりゃあそうですよ!
   なんたって明日は壱馬さんの手料理食べ
   られるんですから!」

『明日だよ?笑 えっと…オムライス…だっけ?』

翔平「はい!俺好きなんですよー笑」




オムライスは、慎が好きって言ってたから作れるように練習したんだっけ…

慎にも食べさせたことはないけど…



翔平「か、壱馬さん……」

『ん?どうしたの?』



翔平は眉間にしわを寄せて、教室のドアをじっと見ている



「おまえ、川村壱馬?」

『はい、そうですけど…』

「ふーん、とりあえず来て」


なんか5、6人の怖そうな人に呼ばれたんだけど…

何かしたっけ……?

というより誰………?





「全部声に出てるぞ」

僕は体育館裏につれて来られた


『えっと、どなたでしょうか?』

「俺らはみんな北人くんのファン」

『へぇ………北人の…で、なんで僕ですか?』

「お前が北人くんと慎さんの邪魔をするから、忠告
 してやろうと思ってな」

「あと、北人くんに怪我させようとしたしな。」


『えっ、でも、待ってください。
 僕、ほとんど関わってませ………』

「嘘つくな!!」



ヤバイ、殴られる…




隆二「おーい、そこまでだよー」

「えっ、なんでお前が⁉︎」

隆二「バレバレなんだよなー笑
   制裁するならもっと静かにやらなきゃ笑」

「クソッ、いくぞ」


怖い人たちは帰ってった


隆二「壱馬、大丈夫だった?」

『はい、殴られはしませんでしたから』

隆二「いや、それは俺も見てたけど…
まあいいか、これからは知らないやつのとこ
   ろにノコノコ行かない方がいいね。」

『そうですね……
助けてくださってありがとうございました』





隆二さんが見えなくなったところで……

ハァ………

なんて言ったっけ、あの人たち…

邪魔って言ってたっけ。

やっぱり二人もう付き合ったりしてるのかな……

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