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第1話

再会
74
2018/12/17 05:59



「…寒っ…」


ヒューと風が吹いている

つい最近まで暖かかったはずなのに…

12月の寒さを感じた


そんな今
私は身を丸めながら寒い道を歩いている


街はすっかりクリスマスムードで、周りには恋人達が手を繋いで楽しそうに歩いている


「…はぁ…」

自然とつくため息

「羨ましいな…」

(あーダメだ。これ以上考えると寂しくて虚しいだけだ…)

「よし!気分転換しに行こう!」

パンと自分の頬をたたいて気持ちを切り替える


私は足早に再び寒い道を歩き出した


その時、



後ろから誰かに腕を掴まれた


「…!?」







?「お前…もしかしてあなたか?」

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