第33話

告白.jin
867
2018/03/09 16:10
《あなたside》



『お邪魔しまーす、』

テ「入って入って、」



テオくんに呼ばれたから
朝からスカイハウス入る私。



『どうしたの?』

テ「じんたん昨日の夜熱出しちゃってさ、今日俺事務所行くから看ててくれない?」

『あ、全然いいよ』



私とじんくんの関係は、幼なじみ。



もちろんそれ以下でも、それ以上でもない。



テ「じゃ、よろしく」

『うん、行ってらっしゃい』



__バタンッ、



その音とともに静かになる部屋。



じんくんが寝ている部屋へ向かう。



じ「……」



じんくんは静かに寝ていた。



近づいて顔を見ると、頬がほんのり赤い。



『最近よく熱出すなあ、』



ぼそり、と呟く。



それに反応したかのように、寝返りをした。



眉をひそめて、苦しそうな顔をしている。



じんくんのこんな顔を見るのは滅多にない。



『…大丈夫?』



返事はこないと知りながら
起きないような小さい声で問う。



暑そうだったから
タオルをしぼっておでこにのせた。



もう私に出来ることはなくて
ただ布団の横に座ってじんくんを見つめていた。



『…あのね、昨日たくまくんに会ったんだよ、すごく身長高くなっててびっくりした。

あ、それと私ね、バイト見つけたの、私のことだからできないと思ってたでしょ?』



すごく暇で
寝ているじんくんに小さい声で喋りかける。



『…ねえ、暇だよ、』



タオルぬるくなってきたな、と思って変える。



『ねえ……好き、だよ、』



ぴくっ、と動く指。



じ「…ん、」



うっすらと目が開く。



『…あ、起きた、』

じ「今夢見てた、」

『どんな夢?』



久々に話せて、どきどきする。



じ「あなたに、告白される夢。」

『…え、』

じ「…だけどそれ、正夢になったみたいだね?」



じんくんの口角があがる。



『え、聞こえてたの?』

じ「好き、ってとこだけだよ、」



それ、全部って言ってるようなもん。



『いや、あのごめん、昔の話だから、』



気にしないで、ともごもご言う。



じ「昔なの?」

『、え?』

じ「俺は今でも好きだけど、」



熱のせいか、つるっとそんなことを口にする。



じ「好きな人、いるの?」



分かってるくせに。



ほら、そうやってにやって笑って。



でもそういうところ、嫌いじゃないよ。



…むしろ、そういうところが好きなんだ。



『…じんくん、だよ、』

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