第35話

本性2.teo※
1,322
2018/03/17 12:16
《テオくんside》



『待っておぉくんっ、』



そんな声すら誘ってくるように聞こえるなんて
今日の俺は酔いが回りすぎている。



朝起きた時から
形が変わっていないベッドの上に押し倒した。



あなたの瞳の奥が
少しの恐怖で揺れているのがわかる。



…あなた、いいこと教えてあげようか。



テ「…男ってそういうのに弱いんだよ、」



最低な男とか言わないでよ、これが俺だからさ。



そっと口付けをする。



応えてくれようとしているのか
あなたは俺の服を握りしめた。



あなたの服の中に手を滑り込ませれば



『ぁ、』



と、聞こえないほどの声を出す。



テ「…優しくするから、」



あなたの目に溜まったものが
暗い部屋をかろうじて照らす証明に反射して揺れ光る。



行為をするのは初めてではない。



でも今日は
俺が自分でもわかるくらい、どうかしている。



眉をひそめて、口は微かに開いていて
その表情が俺をさらに掻き立ててしまう。



『待っ、おぉ、くんっ、』



途切れ途切れに
俺を呼ぶ声でさえ愛しいなんて。



ベッドがギシ、と軋むたび
2人の体温は急激に上昇して、



息遣いでさえ絡まりあって
2人だけの世界が作り上げられていく。



テ「…好きだよ、あなた、」



これが俺の、本性。

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