第34話

本性.teo
1,088
2018/03/17 12:15
《あなたside》



テ「…終わったー、」



彼氏のおぉくんは、イヤホンを外して伸びをする。



テ「やば、もう10時じゃん。」



外を見れば、もう真っ暗だった。



『よし、じゃあもう帰るね、』



そう言って私は上着を着る。



テ「泊まってけばいいのに、」

『えっ、な、本当に言ってる?』



さすがに、2人きりは緊張する。



テ「何、期待してんの?」



にやにやしながら聞いてくる。



テ「何にもしないから、ね?」

『だからそうゆうのじゃないってっ、』



思わず言い返す。



テ「え、じゃあしてほしいの?」



あざとく、きょとんという顔で見つめる。



『してほしくない、分かった泊まるよっ、』



動揺を隠したくて



『私お風呂っ、』



そう言ってその場を離れた。



お風呂場を出ると脱衣所に服が置いてあった。



ありがたくそれを借りる。



いつもなら髪の毛を乾かすけど
今日はすごくめんどくさくてそのまま出る。



『おぉくんお風呂ありがと、』



リビングに入るとお酒の缶がひとつ。



『あれ、おぉくん飲んだの?』



おぉくんはお酒に弱いから心配になる。



テ「こっち来てよ、」



言われて隣にいく。



いつものお酒を飲んだおぉくんとは何かが違った。



いつもより鋭い目。



『…酔ってる?』

テ「まあ、」



ぐいっと手を引っ張られる。



テ「その格好まじえろい、」



耳元で呟かれた。



ぞわぞわ、という感覚が首筋を伝う。



気づいたら背中には壁があって
両手はおさえられていた。



『待っ、て、』

テ「…待てない」



そう言うと、おぉくんの唇が私の唇に触れる。



どんなに意地悪でもドSでも
いつものおぉくんの口付けは優しかった。



だけど今日は違う。



やっと口が離れて、肩で息をする。



なぜかすごく泣きたくなったけど
おぉくんに負けた気がするのが嫌で堪えた。



そして俯く。



テ「…煽ってんの?」

『…っ、』

テ「…その顔、すっげえそそられる、」



そう言ってまたおぉくんの唇は、私の唇を拾う。



だんだん激しくなっていく。



もう何も考えられないほど全身が熱くなって。



テ「寝室行こっか、」

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