朝
客…いやアキさんの卑劣な叫びが一織の耳に刺さる
アキさんは、悲鳴と同時にこの状況が理解出来ないと発した
アキはまるで記憶喪失になった人の第一声みたいなセリフを放った
アキは何かを思い出したように悶悶と悶え始め、何やら激しく反省、後悔をしてるようだった
アキは誠心誠意込めて一織に謝罪をした
一織はアキを見ながら惚気けていた
アキはポツポツと言う
一織は、アキとのことを無くすのは嫌だと思った
初めてなのに…それに…
アキさんとの思い出だもん…
アキは少しシュンとしていた
一織はアキに自分の心境をうちあけた
一織は心の中でつぶやく
アキは驚く
なにせ、一織は容姿端麗で落ち着いている雰囲気が有るため、女性とも1回や2回…いや3回は経験済みのような雰囲気をしているのだ
その時アキは少し照れていた
頬が赤くなった顔はまるで可憐な少女のようだ…と、一織は思った
――――――
時計は8時を回っていた
アキは、時計を見るなり形相を変え高速で服を着た
いきなりの状況で掴めない一織
支払いは済ましとくから!
ごめん
と言い残したアキはそそくさと、ホテルを後にした
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!