話が終わると先生はじっと私を見た
あなた「先生?」
相澤消太「....あ、すまない」
あなた「ううん どうかしたの?」
不安になりそう問いかけると腰を下ろして目線を合わせてから私の頭に手を乗せてフッと笑ってから
相澤消太「なんでもないぞ」
といった
あなた「そっか!」(●︎´▽︎`●︎)
私も笑顔で返した
相澤消太「そうだあなたちゃんお昼には1度みんなに会えるよ」
あなた「ほんとに!?」
相澤消太「でも会うには条件がある」
あなた「みんなに会えるんなら何でもする!」
相澤消太「いい心構えだ」
あなた「何をすればいいの?」
相澤消太「これだ」
と言って先生は何やら薄い本?みたいなのを出してきた
あなた「これなに?」
相澤消太「これはな算数のワークだ」
あなた「さんすうのわーく?」
相澤消太「そうだ今から俺がこれの解き方をあなたちゃんに教えるから一緒に解いてお昼休みまでに解けたらみんなのところに行ってもいいぞ」
あなた「わかった頑張る!」
緑谷出久side
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り4時間目の授業が終わった
みんな「お腹すいたぁ」と言いながら教室を出ていった
麗日お茶子「デクくん!」
緑谷出久「麗日さんどうしたの?」
麗日お茶子「お腹減ったね!」
緑谷出久「そうだね午前中はハードな授業が多かったからね」
麗日お茶子「お昼食べに行こ!私ランチョンマットのご飯めちゃくちゃ楽しみにしてたの!
いっつも美味しいから!」
緑谷出久「そうだね!飯田くんは?」
麗日お茶子「先に行って席を取ってくるって言ってもう行っちゃったよ」
緑谷出久「そうなんだじゃあ僕達も行こ!」
麗日お茶子「うん!」
と言って廊下に出て食堂に向かった
僕はカツ丼を頼んで麗日さんはうどんを頼んでいた
料理ができあがりお盆を持って周りを見渡した
飯田天哉「緑谷くん!」
と後ろから声が聞こえて振り返ると飯田くんが手を振っていた
すぐに駆け寄って席に着いた
緑谷出久「飯田くん席取ってくれてありがとう」
飯田天哉「構わないさ!それより麗日くんは?」
緑谷出久「多分もうちょっとで来ると思うよ」
麗日お茶子「おまたせ!みんなの分の水持ってきたよ」
緑谷出久and飯田天哉「ありがとう!」
麗日お茶子「どういたしまして!」
緑谷出久「それじゃ」
3人「(っ'-')いただきま〜す」
と言って喋りながらご飯を食べた
食べ始めてから15分くらいが経ち昼休みが終わるまで30分くらい残っていた
麗日お茶子「そういえばあなたちゃんどこにいるんだろうね」
飯田天哉「ホームルームが終わってから相澤先生が連れていったから校舎内にはいると思うんだが」
緑谷出久「でも相澤先生は僕たちが面倒を見るみたいなこと言ってたしな」
と3人で頭を抱えていた
すると
あなた「出久兄ちゃん!」
と僕を呼ぶ声がした
飯田天哉「緑谷くんあそこ」
と飯田くんが入口を指さしたら相澤先生に連れられたあなたちゃんがいた
緑谷出久「あなたちゃん!?」
僕に気づいたのか相澤先生の手を離して僕に駆け寄ってきた
僕も椅子から降りてあなたちゃんの目線まで屈んで手を広げるとニコニコと笑顔で腕の中へ飛び込んできてくれた
(´。>ω(•ω•。`)ぎゅー♡
あなた「出久兄ちゃんただいま!」
緑谷出久「おかえりあなたちゃん」
あなた「あのねあのね!!算数のワーク全部解いたんだよ!!」
緑谷出久「算数のワーク??」
あなた「うん!!えっとねa」
相澤消太「あなたちゃんに課題を出したんだ」
緑谷出久「課題ですか??」
相澤消太「あぁどれほどの知識量があるのかを知りたかったから算数のワークという名の小学1年生から高校3年生の総復習のできるワークを出して1冊午前中に出来たら緑谷達に会ってもいいぞって言う条件付きの課題を出して見事クリアしたって言うわけだ」
緑谷出久「.....高校3年生!?」
相澤消太「あぁだがまだ数学だけだから他はこれから一日ごとに1教科ワークをしてもらい知識量を測ることにした」
麗日お茶子「あなたちゃんすごい!!」
飯田天哉「こんなに小さいのに素晴らしい!僕も負けてられない!」
あなた「出久兄ちゃん!褒めて!」
緑谷出久「あなたちゃん偉いね」
( * ॑꒳ ॑*)۶"ナデナデ
あなた「うん!!頑張ったよ」
緑谷出久「あっ相澤先生」
相澤消太「なんだ?」
緑谷出久「朝僕たちがあなたちゃんの面倒を見る的なことを言っていたのでどのようなことをするんですか?」
相澤消太「あぁそれはだな6時間目のヒーロー基礎学で個性コントロールや扱い方を教えてもらおうとおもっている」
飯田天哉「相澤先生やほかのプロヒーローではダメなのですか?」
相澤消太「それでもいいと思ったんだが人に教えて自分も学ぶって事も教育の一環と思ったからだ」
麗日お茶子「なるほど」
あなた「先生私は何時までここにいていいの?」
相澤消太「もうちょっとでこいつらも授業が始まるからそろそろ行こうか」
あなた「...わかった」
悲しそうな表情を浮かべたあなたちゃんは俯きながら僕から離れた
緑谷出久「あなたちゃん」
と名前を呼ぶと俯いていた顔が上がり
あなた「??」
緑谷出久「またすぐに会えるよ」
あなた「うん!!」✿゚❀.(*´▽`*)❀.゚✿
と言って相澤先生の手を握り出口へ向かった
麗日お茶子「あなたちゃんまた後でね」
飯田天哉「またね」
と手を振る僕と麗日さんと飯田くんに
手を振るあなたちゃん
相澤消太side
緑谷達と別れた後あなたちゃんをリカバリーガールの元へ連れていった
職員室へ戻ると茶封筒が置かれていた
実は昨日あなたちゃんを保護した時に血液採取をして個性検査にかけていた
その結果が届いていたらしく6時間目のヒーロー基礎学で個性が分かるが万が一に備えて目を通した
相澤消太「......」
ミッドナイト「どうしたの?イレイザー」
相澤消太「俺らはどれだけの人を助けられてるんだろうな」
ミッドナイト「??」
相澤消太「いいやなんでもない校長室へ行ってくる」
といい俺は職員室を後にした
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。