第4話

1話
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2021/04/11 08:50

「サマーラブリーセッション。ラブリーコーデのみ出演を許可する新しいこの大会!注目されているのは、綾瀬なる選手!


そして、そんな綾瀬なる選手の得点は…!


8640カラット!2位と2000カラット以上の差をつけ、現在ダントツの1位です!」


あん「なる!やるじゃん!」


いと「さすがだね」


なる「2人ともやめてよ~…でも、今回出れなかったみんなの分まで私頑張ったよ!」


りんね「おつかれ」


なる「ありがとう!りんねちゃん!」


舞台裏、ショーを終えた綾瀬なるは友との会話を楽しんでいた


「最後は、大会初登場となります新人の方です。


四月一日リンの登場です!」


アナウンスと共にプリズムの扉から出てきたのは、白銀の髪を持つ少女


あん「初めて見る子だね?」


なる「新人さんかぁ!楽しみだね!」
コーデはラブリーを追求したような可愛らしさがあり、人目見ても分かるほどそのコーデには魅力が秘められていた


新人の新しいプリズムショー


その言葉を心に、裏方から全員が微笑ましい気持ちでショーを見るつもりだった




リン「純潔はここに」




彼女が小さく呟いた声と共に曲が流れ始める




そして、曲が始まると先程の少女の雰囲気は一変し、別人のようにダンスを始める


一つ一つの動きが洗練されており、頭のてっぺんから指の先まで筋が通っていて、非常に美しかった



リン「ラブリースプラッシュ!」



なる「なに…この輝き」



リン「2連続!


ラブリーレインボー!」


あん「あのジャンプ…高い?!」


リン「3連続!


ミス・フェアリーガール!」


スケート靴の刃が奏でる音は聞いたことの無い音色


いと「まさか…あいつ4連続を…!」


リン「4連続!


ミラクルマキアート!」




なる「ちがう…5連続ジャンプだ!!」




リン「5連続!



エンジェルキッス!!」





「カシャン」





彼女が着氷したと同時に曲は終わり、会場は静寂に包まれる


そして、時期に会場は声援の嵐を巻き起こした



「「「おおおおおおおおお!!!!」」」



「四月一日リンさんの得点は、9480カラット!



今年度のサマーラブリーセッションの優勝者は四月一日リンさんです!!」

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