第7話

4話
95
2021/04/11 08:58
なる「ベルちゃん!さっき話してたわたぬきさん!」


リン「ど、どうも…」


めっ…め、め目の前にあの


あの蓮城寺べるがいる?!


エーデルローズのナンバーワンだ…凄い気迫…そして綺麗…


私はべるさんをジロジロと眺めていたが、それは向こうも同様だった


しかし、決定的に違うのは目線の熱量と意識


彼女は明らかに私を値踏みしている


ベル「…紹介が遅れてしまい、申し訳ないわね。私は、蓮城寺べるよ。よろしくね。」


リン「存じております!いつも楽しくプリズムショーを見させてもらっています!」


ベル「それはそれは…ありがとう」


互いにニコニコしていると、なるさんが会話に乱入してくる


なる「ここで立ち話もなんだし!あっちで座って話そうよ」


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なる「大会初登場であれなんだから、本当にすごいよね…わたぬきさん…」


リン「ありがとう。でも、あんなのまだまだだよ」


なる「えー!そんなことないよ!だってお洋服も曲もとっても可愛かったし!あれはどこのブランドの服なの?」


リン「あー…あれは、作ってもらった服なんだよ」


そう言って私はこの間の服のストーンを出し、彼女に差し出す


なる「わぁー!かわいい!お友達が作ったの?」


リン「えっ?!」


その質問に対して、私は明らかに動揺する


いけない、冷静でいなきゃ


リン「えーっとぉ…マネージャー、かな?」


少し言葉を濁し、質問に対しての応答をする


なる「へぇ…すごいね!曲もその人が作ってるの?」


リン「ええ」


なる「すっごーい!わたぬきさんのマネージャーさんってなんでも出来ちゃうんだね!」


リン「…うん」


彼女の嬉しそうな声に、私は答えずらそうにしながら肯定の言葉を述べた

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