特に何も無い、普通の理科室。あるとしたら、角間が持って来たノーパソ(ノート型パーソナルコンピュータ)それ以外は無く普通の理科室。
この理科室は、クエスト部の部室。
今日から始まった部活なのに、いきなり、今日から活動が、、、
コンコンッ
カラガラと扉が開く。
入って来たのは、短髪の女子高生だった。
女の子なのに僕と言った違和感に気付いたのは、坂上だけだった。
坂上は手のひらで友先の口を押さえ、そのまま床に押し倒した。
ガンッ
友先は、凄い勢いで床に叩きつけられた。
だが、角間は気にせず話を続ける。
田中は角間の言動に耳を傾け、凝視した。
田中は言葉を失った。
坂上は、また友先を床に叩きつける。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。