第12話

>>11
803
2020/09/27 11:53
ピンポーン










胡桃
こうして大翔の家に来るのは何年ぶりだろう。
大翔の母
…はい。
胡桃
おばさん、久しぶりです。
あの、、、大翔いますか?
大翔の母
あーーーー…
そう言って大翔のお母さんは呻き声をあげながら空を見上げだした。










よく見ると目の焦点が定まっていない。
胡桃
あ、あの…
私の記憶の中での大翔のお母さんはいつもニコニコしてたはずだ。でもここ何年かは姿を見ていなかった。
大翔
…?!胡桃?!
胡桃
あ、大翔…
大翔
…母さんがごめんな。ほら母さんはゆっくり休んでて。
あーーーーーーー………
大翔に連れていかれる間もずっと上を見上げたままだった。















胡桃
…お母さん大丈夫?
大翔
あー、うん。、ちょっと最近体調崩してるんだよな。でも大丈夫だから。
胡桃
そ、そっか。お大事にね。
胡桃
…なんて言うと思った?
大翔
え?
胡桃
嘘ついてるでしょ。
大翔
な、…つ、ついてないよ。ほんとだよ
胡桃
嘘。だって大翔嘘つくとき右耳を触るでしょ。
大翔
胡桃
何年幼馴染やってると思ってるの?笑
胡桃
…でも無理して言うことはないから。言えるときにでも、
大翔
あ、のさ。
胡桃
ん?
大翔
吼儺様って知ってるか
胡桃
く、いなさま?
大翔
…ごめん。知らないならいいんだ。
大翔
あ、俺今日日直で早くいかなきゃだったんだ。先行く。
胡桃
ちょっと、まっ、
…今日はまだ11月6日。


まだ大丈夫だよね???










それにしても、吼儺様って.なんだろう。
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吼儺 この名前を考えるのにかなり苦戦しました。くいな と読みます。

ちなみにこの小説は30話程で終わるかな?と思います.(下書きと色々展開が変わるとそれより伸びるかもしれないですが…)
よろしくお願いします。

そして近々お知らせがあります。

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