第27話

>>26
675
2020/11/06 11:51
大翔
…そっか
……そんな顔をさせたかった訳じゃないのに。















私はどこまでも罪を重ねるんだね。










大翔
なんて言うかと思ったのか。
大翔
胡桃、一昨日からおかしいよ。どうしたの、
大翔
いつも上の空だし、目の下にはくまできてるしそれに
大翔
ちゃんと笑ってないでしょ。愛想笑いしかしてない。
胡桃
なんで、
大翔
そのくらい幼馴染なんだからわかるよ。
それに、好きな女の子なんだから気にするのは当たり前。
胡桃
ひろ、
大翔と言いかけた口を慌てて押さえた。










この人の手を取ったら私は幸せになれるかもしれない。でも、それもループがまた繰り返されるまでのほんの少しの時間に過ぎない。
大翔
なぁ、悩みがあったら言ってくれよ
胡桃
言えるわけないよ
大翔
え、な、
胡桃
だって、大翔が原因だから!
胡桃
私はね、前の世界でも言ったけど大翔を救うために何回も死んで死んで死んでを繰り返してるんだよ。
私だって死にたくないのにそれでも何回も繰り返してしかもその意識はずっと残り続ける。
胡桃
大翔は死んだらその世界では終わる。次の世界に記憶は受け継がれない。でもね、
胡桃
私はそうじゃないの。救いたくて助けたくて頑張ってきた…それなのに、、、
胡桃
お母さんが、、、、、!
胡桃
っ、ごめん、じゃあね
大翔
ちょっと,待てよ…!
















そんなふうにもう手を伸ばさないでよ
大翔
胡桃!
名前も呼ばないでよ、、、…もう1人にしてよ









もう…、、、やめてよ

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