第2話

 甫 爾 ,,
161
2023/03/18 12:00















(なまえ)
あなた
  やば、、 遅くなっちゃった 、




ブルっと武者震いをして


街灯の少ない湿った帰路を早歩きで進んでいく










時折すれ違う自動車、捨てられた自転車、
道端に散乱する空き缶や煙草の吸殻



 全てが不気味だ。












冷たい息を殺しながら やっとの思いで

不気味な一本道を抜けると








































白猫
白猫
  みゃ ~  



(なまえ)
あなた
  ビクッ ( 驚  


(なまえ)
あなた
  、、なんだ 猫か ...  



白くて整った毛並みに

色の違う宝石のような瞳










(なまえ)
あなた
  凄い綺麗な子 ..  

(なまえ)
あなた
  おいで ~  


その場にしゃがんで 猫の方へ手を伸ばす








人に慣れているのか 逃げる様子はひとつもなく

伸ばした手に顔を擦り付ける





白猫
白猫
  にゃ っ  

(なまえ)
あなた
  ㅎㅎ 可愛い  ♡♡  





             ・



            ・



            ・




(なまえ)
あなた
  あいぅ ~ ♡♡  
(なまえ)
あなた
  シロちゃん  うち来ゆか ??   
白猫
白猫
  みゃんっ  
(なまえ)
あなた
  だよね ~ 
(なまえ)
あなた
  やっぱ シロもそう思うよな ~   
(なまえ)
あなた
  うちゅちゅちゅ ~ ♡♡( 🦁 




そう言って シロを抱っこすると ...































白猫
白猫
  シャーーーーー゛゛ !!!  






突然  毛を逆立てて

牙を剥き出しにしながら顔を歪ませる





















私の  “ 後ろ ”  を見ながら




















(なまえ)
あなた
  ぇ 、、?  







シロの様子から 私の後ろに

ナニカ が居るのは明確だった



怖すぎて ナニカの正体を見る気もしない。








白猫
白猫
  あなた !!  






シロは私の服の袖口を 噛んで

破れそうな程に引っ張る








(なまえ)
あなた
  ッ ... !  



頭は怖さでいっぱいなのに

考えるよりも先に行動していた。







シロを抱きかかえて

尋常じゃない速さでその場から逃げる






            ・



            ・



             ・






























(なまえ)
あなた
  はぁ、 はぁ、...  





(なまえ)
あなた
  ここなら大丈夫かな  
(なまえ)
あなた
  はぁ ...、



(なまえ)
あなた
  大丈夫か ?  シロ ...  













何処かも分からない 細い路地裏に息を潜める。






怖さと疲労が混ざり合って


心臓が バクバク鳴って止まらない












白猫
白猫
  ... にゃ 、



その音に気付いたのか



私の左胸に ポスっと小さな手を当てながら

心配そうに私を見つめるシロ











(なまえ)
あなた
  ... ㅎㅎ  私は大丈夫だよ  
(なまえ)
あなた
  ごめんね...  怖かったよね  、  




シロは大丈夫だよ と言わんばかりに

私の頬をざらざらした舌で 舐めてくる








(なまえ)
あなた
  ㅎ くすぐったi ...  













白猫
白猫
  ... !?  










突然 目の前に黒い物体が現れ





私の腹部に強い衝撃を与える __







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