2人になれたはいいも…昨日のような沈黙が続く

と話を切り出すと

と頭を下げられた

まひるのこと…？？

ウソ…気づかれてたの…！！






それとも中原さんが……？

と私は頷く

                                え？

あれ………聞こえてたの？！

嘘、あれでバレてたなんて…



私の声なんて届いてないと思ってた

どんどん顔が真っ赤になっていく

と渡部くんも少し顔を赤くして言う






渡部くん…そんなこと思ってくれたんだ…






嬉しい…けど

そう言うと


渡部くんはフッと笑い

と笑う





なんで……？






なんでそんなに渡部くんは優しいの？

私はずっと……嘘ついてたのに…



渡部くんは楽しかったって笑ってくれる

涙が溢れ出てくる

ズルい…ズルいよ渡部くん……



そんなこと言われたら…

心配してくれた彼の言葉を遮り
ずっと伝えたかった一言を告げる

と渡部くんは呟く

涙でぐちゃぐちゃな顔で精一杯の笑顔を見せる






                         ・       ・       ・

するとまたしーーんと沈黙が漂い始めた

                  あ             れ            ？

これ…は…どういう状況？！





すると





渡部くんはあの…さぁ…と急に真顔になって

と言った

                       ば……馬鹿ぁぁ？！