Juri side
初めて聞いた、あなたの過去。
両親がいない、ってずっと言ってたけど、
そんなに苦しんでた過去があったなんて、
知らなかった…
『ごめんな?なんも知らなくて、』
立花「なんで、謝るの?…」
『いや、』
立花「…」
『怖かった、よな…』
立花「うん、」
『あなた、こっち向いて』
立花「なんd、んっ」
俺はあなたに、優しくキスをした。
『ごめん急にキスしt、ん!?』
俺が唇を離したと思ったら、
今度はあなたから口付けされた。
『あなた、どした?』
立花「…されたの、」
『ん?』
立花「…手で、されたの、だからっ、」
『えっ、手で、って、そういう…』
立花「まだ違和感残っててっ、気持ち悪いの…」
『…っ、』
立花「だからお願い、樹で…いっぱいにして、?」
『…怖くないの、?』
立花「樹はいいの、だからっ、お願い…」
『ん、わかった、』
そう言って俺は、あなたを優しく押し倒した。
チュ
クチャ
チュク チュパ…
深く、長いキスを重ねる。
そしてキスをしたまま、
あなたのバスローブの紐に手をかけた…
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。