Juri side
『これが、俺らの出会いってとこかな、』
松村「話なげーよ」
髙地「でもすごいね、ほんとに医者なんだ…」
立花「そうですね笑」
京本「え、告白はどっち?」
『そりゃ俺に決まってんだろ』
松村「さすがにな笑」
ジェス「付き合うまでどれくらいかかったの?」
立花「1年ぐらい…??」
『多分そんなもん』
京本「女を落とすのが得意な樹でさえ1年かかるって
相当手強いね笑」
森本「てかなに、樹と立花さんはあんまイチャイチャしない感じ??笑」
『いや?』
松村「確かに、」
ジェス「俺らさっきからずっとあーんとかしてんのに」
『普段は別にするけど、、、』
梶川「まだ緊張してるんだよ、初めてだもん」
髙地「そうだな、」
確かに、あなたは緊張するよな、、、
俺以外全員初対面だし。
星合「あっ、てかさ、あなたちゃん、
タメ語でいいんだよ?全然、
北斗もいいよね?」
松村「あぁ、俺らは全然構わないけど」
立花「あ、うん、じゃあタメ語で、」
そう言うあなたの手は、震えていた。
手術は失敗した事ないし手が震えるなんてありえない
って言ってたあなたなのに。
相当緊張してるんだな、って思った。
だから俺は、料理がきていないこのタイミングで、
前に組んでいるあなたの手を
そっと握った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。