第10話

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2021/01/29 11:00
Juri side
















病院に着き、俺らは院内を全速力で走った。




















立花「田中さんすみません、ここの待合室でお待ちいただけますでしょうか??」











『あっ、はい!』








立花「林さんはこちらの同意書を確認してサインをお願いします。」







林「は、はい、、、」


















そんなこんなで、


林さんがサインし終わり、


林さんの息子さんの手術が始まった。




























































































4時間とかかかるのかな、って思ってた。













































でも、立花さんは本当に天才外科医だったらしく、

1時間半で手術は終わった。


















林「あっ、あの!奏汰は…!」













立花「ご安心ください。手術は無事に成功しました。

傷痕も小さくて済んだので

問題がなければ10時間以内に目覚めるかと。」



















林「よかった…ほんとによかった…

先生!ありがとうございます!本当に…(泣)」



















立花「感謝されるようなことは何もしていませんよ笑」




















俺は呆然としていた。

あんなに若いのに、

もう医者として自立してて、

患者を助けられるんだって、

そしてあんな言葉がスラスラと出てくるんだって、

俺なんて、ジャニーズJrなんてまだまだだな、って思った。


















立花「あっ!田中さん!」













『えっ!あっ、はい!』













立花「この度は本当にありがとうございました、

お忙しい中本当に申し訳ございません。

田中さんがいてくださったお掛けで奏汰くんを救うことが出来ました。

本当に、なんとお礼をしたら良いか…」















『いやいや、笑』

















立花「この恩は、必ず何らかの形でお返しします」


















『あっ、じゃあ!今日それ、使ってもいいですか??』

















立花「えっ!いい、ですけど…」













『空いてる日、ご飯行きましょう!』

















立花「そんなことでいいんですか!?」

















『そんなことが、いいんです。』














立花「では、日程を確認してご連絡します」













『ありがとうございます!』

























この日が、俺たち2人の始まりの日となる。






















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