第2話

1,008
2019/05/20 13:32
《地獄に堕ちてみませんか?》
鳥羽 蛍
意味不明なんだけど‥‥‥
地獄に堕ちる?どうやって?死ねっていうの?
そもそも、この閻魔って誰?誰かのいたずら?

もう、何もかも分からない。
鳥羽 蛍
‥‥‥ん?応募!?
奇妙な文の下には、《応募はこちら》としっかり書かれていた。
そのまた下には、《詳細はこちら》と書かれている。

私はとりあえず《詳細はこちら》の所をタップした。




───────────


 応募に当選された方は、『地獄ゲーム』に強制参加となります。
途中棄権、途中放棄はご自由にどうぞ。

 罪を犯した方や罪を犯した者をご存知の方、両者年齢問わずご応募していただけます。
罪が重い程、当選確率は高くなります。

 尚、命の保証は致しませんので、ご了承くださいませ。


───────────
鳥羽 蛍
‥‥‥
命の保証はしない?何それ‥‥‥


でも───────────





















私はその夜、何故だかぐっすり眠れた。




地獄に行ける、という可能性を勝ち取ったからだろうか。

それとも、何も変わらない毎日が変わろうとしているからだろうか。


そこら辺はよく分からない。



まあ、応募したとしても当選するかは分からないけど。








『地獄へ行けるなら』



私は、その一心なのだ。




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