第108話

番外編〜リドルに浮気ドッキリ〜
6,020
2020/12/26 12:47
あなた

う……浮気ドッキリ…………?

ケイト・ダイヤモンド
ケイト・ダイヤモンド
そうそう!
リドルくん、嫉妬したことあからさまにしたりとか無いでしょ
あなた

そう…ですかね………

トレイ・クローバー
トレイ・クローバー
ケイトの言う通りかもしれないぞ。
ここは男子校で、心配事は尽きないだろうからな
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
じゃあリドル寮長って普段から嫉妬しても言ってないってことじゃね?
デュース・スペード
デュース・スペード
今の理論でいくとそうなるか……?
ケイト・ダイヤモンド
ケイト・ダイヤモンド
てことで浮気ドッキリけってーい!
あなた

いやいやいや……!

ケイト・ダイヤモンド
ケイト・ダイヤモンド
だいじょーぶ!
あなたちゃんはその場の空気に流されてればいいだけだからさ!
あなた

ええぇぇ………!?

ハーツラビュル寮 パーティ会場────
ケイト・ダイヤモンド
ケイト・ダイヤモンド
…………よし、リドルくんは向こうで寮生に指示を出してる
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
作戦通りにっスね
トレイ・クローバー
トレイ・クローバー
まず俺がリドルを薔薇を塗るのを手伝って欲しいと言う
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
で、俺があなたを襲ってる風を装う
デュース・スペード
デュース・スペード
………乗り気はしないが……
僕がその後すぐに寮長を呼んで引き離す…………
ケイト・ダイヤモンド
ケイト・ダイヤモンド
で最後その後、俺があなたちゃんと近い距離でおしゃべりね
あなた

私知らないですからね!?
首はねられても知りませんからね!?

エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
そん時はお前のユニーク魔法で!
あなた

ていうか………
トレイ先輩止めてくださいよ……

トレイ・クローバー
トレイ・クローバー
まあまあ、たまにはいいじゃないか
デュース・スペード
デュース・スペード
ノリノリですね………
ケイト・ダイヤモンド
ケイト・ダイヤモンド
よーし、みんな散らばれー!
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
おー!
リドル目線────
トレイ・クローバー
トレイ・クローバー
リドル、ちょっといいか?
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
ん?何かあったのかい?
トレイ・クローバー
トレイ・クローバー
いや、そういう訳じゃない。
薔薇を塗るのを手伝ってくれないか?
トレイ・クローバー
トレイ・クローバー
手が空いている寮生がいないんだよ
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
構わないよ。
さあ、早く行こうか
あなた目線────
あなた

エース………もうちょっと離れて……

エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
はあ?それじゃ意味ねーじゃん。
あ、ほら来た
あなた

もうやだ………死にたい……………

エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
そこまで言われると傷つくわ……
あなた

そういう意味じゃ………

エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
お、寮長気づいた感じじゃね?
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
ふっ…
あなた

ひゃんっ………!?カァ///

エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
へえ、耳弱いのな
デュース・スペード
デュース・スペード
りょ………寮長!少し確認したいことが……
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
……………分かった……
ケイト・ダイヤモンド
ケイト・ダイヤモンド
あなたちゃんエースちゃんおつかれー
あなた

ぁぁぁ………

ケイト・ダイヤモンド
ケイト・ダイヤモンド
いやぁ、なかなか良かったよエースちゃん!やっぱ浮気ドッキリにはエースちゃんだね!
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
へえ?そういうことか
ケイト・ダイヤモンド
ケイト・ダイヤモンド
うわぁぁっ!?
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
げーっ、寮長……
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
何かおかしいと思ったら………
そういうことだったのかい
ケイト・ダイヤモンド
ケイト・ダイヤモンド
な……なんで分かっちゃったの………?
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
デュースが明らかに挙動不審だったから、少し質問しただけだよ
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
デュースのやつ………
トレイ・クローバー
トレイ・クローバー
なんだ、もうバレたのか?
デュース・スペード
デュース・スペード
ぐ…………すんません……
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
トレイまで…………!?
はぁ………まったく……!
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
みんなして………特にエース、
いい度胸がおありだね!?
ケイト・ダイヤモンド
ケイト・ダイヤモンド
やっば………!
リドルくん顔真っ赤!
あなた

リ……リドル……!
私がちゃんと断らなかったから…!
……すみません…でした………

リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
っ……………あなた……
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
……今回は!
あなたに免じて罰は与えないことにする
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
はぁ……助かった………
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
エースとケイトは例外だよ?
ケイト・ダイヤモンド
ケイト・ダイヤモンド
え!?
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
それから……あなた?
あなた

ハ………ハイ……

あなた

(めっちゃ怒ってる………)

リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
チュ
あなた

んんっ………!?カァ///

ケイト・ダイヤモンド
ケイト・ダイヤモンド
パシャ📱
デュース・スペード
デュース・スペード
クローバー先輩…?
なんで僕は目を塞がれてるんですか…?
トレイ・クローバー
トレイ・クローバー
デュースは知らなくていいからな
エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
(顔を覆いつつ見る)
あなた

ふっ………んんっ……///

あなた

ぷはっ………はぁ…はぁ………

リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
………さ、早く戻るよ。
向こうの準備は終わっているからね
あなた

は………はひ……カァ///

ケイト・ダイヤモンド
ケイト・ダイヤモンド
わぁ………リドルくん見せつけるねー
トレイ・クローバー
トレイ・クローバー
あなた、立てるか?
あなた

た………立てな……(涙目)

エース・トラッポラ
エース・トラッポラ
こりゃ……次やったら殺されるわ…
デュース・スペード
デュース・スペード
そうだな………
もう二度と御免だ……
その頃リドルは────
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
(やってしまったやってしまったやってしまったやってしまったやってしまった…………カァ///)
みんなの前で公開キスしたことに後から悶えるリドルであった

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