第97話

世界一幸せな時間

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2020/12/01 10:57

休日の朝




いつものようにキッチンに立って、朝食を作る




リドルと2人でキッチンに立って、フライパンやらポットやらでてんてこ舞い




その匂いにつられたのか、ようやく起きてきた

あなた

アリッサ、バイオレット、おはよう

アリッサ・ローズハート

あー！ママ！

バイオレット・ローズハート

どこいってたのー！

あなた

昨日はごめんね
お仕事遅くなっちゃって

あなた

2人とも、いい子にできた？

アリッサ・ローズハート

うん！

リドル・ローズハート(大人)

アリッサ、バイオレット
ちゃんと顔を洗って着替えておいで

アリッサ・ローズハート

はーい
バイオレット行こう

バイオレット・ローズハート

う、うん…

リドル・ローズハート(大人)

いつもより、やっぱり嬉しそうだね

あなた

ほんとに

ローズハート家の休日は、毎回お茶会を開く




て言っても、皆で私が作ったお菓子を食べて談笑するだけ




けどその時間が、世界一幸せだったりする

アリッサ・ローズハート

パパ、お着替えできたよ！

リドル・ローズハート(大人)

よくできたね

バイオレット・ローズハート

待ってよアリッサ！

とてとてと走りよってくる2人




バイオレットが机に足をひっかけて尻もちをつく

バイオレット・ローズハート

｡ﾟ(/□＼*)ﾟ｡わ～ん

あなた

よしよし、痛かったね

少し笑いが込み上げてきた




それを抑えて、バイオレットを抱っこする




まだ余裕で抱っこできる辺り、まだ小さい

アリッサ・ローズハート

ずるい！
ねぇママ、アリッサも抱っこしてー

あなた

それはさすがに難しいかな…

朝からこんなに賑やかなのは久しぶりだ




2人とも、リドルに似ている




見た目は双子だけど違う




けれどその分、性格が似ていた




泣き虫で甘えん坊なところとか………

リドル・ローズハート(大人)

2人とも、せっかくママが作ってくれたご飯が冷めてしまうよ

アリッサ・ローズハート

やだ！

バイオレット・ローズハート

ｺｸﾝ

リドル・ローズハート(大人)

それなら、ちゃんと座って

アリッサ・ローズハート

よいしょっと…

あなた

はい、ママの隣に座ろうね

バイオレット・ローズハート

うん！

リドル・ローズハート(大人)

食べる時は、なんて言うんだっけ？

アリッサ・ローズハート

いただきます！

バイオレット・ローズハート

いただきます！

リドル・ローズハート(大人)

いただきます

あなた

ふふっ、いただきます

リドル・ローズハート(大人)

……何を笑ってるんだい？

あなた

なんか、すっかりパパになったなーって

リドル・ローズハート(大人)

……4年前からだよ

バイオレット・ローズハート

パパはパパだよ？

アリッサ・ローズハート

うんうん

あなた

…そうだねｸｽ

アリッサ・ローズハート

ねえママ

あなた

うん？

アリッサ・ローズハート

お茶会する？

あなた

するよ
今日は何がいいかな

バイオレット・ローズハート

んーとね、イチゴのタルトがいいな

バイオレット・ローズハート

パパとアリッサも好きでしょ？

リドル・ローズハート(大人)

もちろん
ママが作ったお菓子はどれも美味しいけどね

アリッサ・ローズハート

アリッサもそう思うよ

あなた

ありがとうね
じゃあ、午後までに作っとくね

アリッサ・ローズハート

やった！

リドル・ローズハート(大人)

嬉しいのは分かるけれど、よそ見をしたらこぼしてしまうよ？

アリッサ・ローズハート

あっ

あなた

(やっぱり…見るところは見るなぁ…)

バイオレット・ローズハート

ｼﾞ-ｯ(。・ω・)・・・・・・→

あなた

どうしたのバイオレット

バイオレット・ローズハート

ママがね、にこーってしてたの見てたんだよ

あなた

そんなに笑ってた？

バイオレット・ローズハート

うん
ママの笑顔、可愛いから好き！

あなた

(……このまま育たないようにしないと…………)

あなた

ありがとうバイオレット！
ママも皆の笑顔大好きだよ

あなた

(なんやかんや、すごく嬉しいんだけどね)





















赤ちゃんの時のアリッサとバイオレットの写真を公開！





アリッサ↓

バイオレット↓

こんな感じでした！

(ぽやぽやばぶちゃんメーカーで作らせてもらいました！)

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編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。