第13話

図書室での事件🥀
15,915
2022/09/16 10:45
(なまえ)・ブロッドワー
あなた・ブロッドワー
……で、ここに代入すると公式が成り立つでしょ?
ハーツラビュル寮生
ハーツラビュル寮生
ほんとだ!ありがとな!
(なまえ)・ブロッドワー
あなた・ブロッドワー
これくらいならいつでも
ハーツラビュル寮生
ハーツラビュル寮生
あと、ここなんだけど……
(なまえ)・ブロッドワー
あなた・ブロッドワー
ああ、これね、いい感じの語呂合わせがあるんだよ
ハーツラビュル寮生
ハーツラビュル寮生
え?まじ?
(なまえ)・ブロッドワー
あなた・ブロッドワー
うん、まじだよ
(なまえ)・ブロッドワー
あなた・ブロッドワー
年号と事件の名前の頭文字をとって、ここに主犯の家臣の名前入れたら…
ハーツラビュル寮生
ハーツラビュル寮生
あ!使われた魔法の名前になる!
(なまえ)・ブロッドワー
あなた・ブロッドワー
そうそう!
ハーツラビュル寮生
ハーツラビュル寮生
すげぇなブロッドワー!
(なまえ)・ブロッドワー
あなた・ブロッドワー
いやいや、そんなことないよ
ハーツラビュル寮生
ハーツラビュル寮生
いやいや、そんなことあるって
ハーツラビュル寮生
ハーツラビュル寮生
あ、俺部活行かねえと……!
(なまえ)・ブロッドワー
あなた・ブロッドワー
そっか、頑張ってね
ハーツラビュル寮生
ハーツラビュル寮生
おお!






解散した後、私は本を探すために席を立った









魔法史の授業に出てきた魔導書についての本









しばらく探し回った後、かなり長い階段を登った先で見つけることが出来た









手に取って、階段を降りようとしたその時だった









背中に強い衝撃が走ったかと思えば、体は重力に従って傾いていった









恐怖に声も出せずそのまま落ちると思われたが、誰かが私の手首を掴んだ









フロイド・リーチ
フロイド・リーチ
イルカちゃん、あぶねーじゃん
(なまえ)・ブロッドワー
あなた・ブロッドワー
フロイド先輩……!?
ジェイド・リーチ
ジェイド・リーチ
怪我はありませんか?
(なまえ)・ブロッドワー
あなた・ブロッドワー
あ、はい、お陰様で…
(なまえ)・ブロッドワー
あなた・ブロッドワー
あと……フロイド先輩、
できればそろそろ放してもらって…
フロイド・リーチ
フロイド・リーチ
はいよっと
ジェイド・リーチ
ジェイド・リーチ
魔導書を持って足元がよく見えない、それに人が少ない図書館での犯行………
ジェイド・リーチ
ジェイド・リーチ
なかなか考えられていますね
フロイド・リーチ
フロイド・リーチ
うーん……犯人はいなさそうだね
ジェイド・リーチ
ジェイド・リーチ
えぇ、遠距離操作の魔法でしょうか
フロイド・リーチ
フロイド・リーチ
おーい!金魚ちゃーーん!
図書室にいるんでしょーー?
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
………いるけれど、図書室で大きな声を出すんじゃない!
キミがうちの寮生なら、間髪入れずに首をはねていたよ
フロイド・リーチ
フロイド・リーチ
あー!いたいたー!
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
いい加減にしないか……!






その会話を遠く聞いていると、遅れて先程の恐怖が襲ってきた









全身で感じる浮遊感









高いところから落とされる恐怖が、じわじわと侵食していった









心臓が波打ち、呼吸も速くなっていった









(なまえ)・ブロッドワー
あなた・ブロッドワー
あ………ぁ…
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
あなた……?
フロイド・リーチ
フロイド・リーチ
あれ?イルカちゃん……
陸の生き物なのに息できてなくね…?
ジェイド・リーチ
ジェイド・リーチ
大丈夫ですよ、あなたさん。
落ち着いて、ゆっくり呼吸してください
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
あなた、大丈夫かい?
辛いならすぐ保健室に…
(なまえ)・ブロッドワー
あなた・ブロッドワー
え?はい…大丈夫です……!
気に、しないでください
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
…前も言ったけど、ボクに嘘が通じると思っているのかい?
(なまえ)・ブロッドワー
あなた・ブロッドワー
嘘だなんて……そんなこと…
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
そんなに震えて、涙目なのに?
フロイド・リーチ
フロイド・リーチ
イルカちゃんさぁ、
他の雑魚から狙われてんの?
ジェイド・リーチ
ジェイド・リーチ
どうやら、そのようですね
フロイド・リーチ
フロイド・リーチ
だったらさぁ、オレらで護ってやれば良くね?
タコみたいにずっとくっついてたら、雑魚も寄ってこねえだろ
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
護る……?
ジェイド・リーチ
ジェイド・リーチ
ふふふ、なるほど
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
ちょっと待って!!
違う寮、しかも学年も違う……
キミたちは何をするんだい?
フロイド・リーチ
フロイド・リーチ
あ?ソイツ探して絞めるんだよ
ジェイド・リーチ
ジェイド・リーチ
ご安心ください。
対価を要求したりはしませんので
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
………いいだろう
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
エースとデュースが同じクラスのはず………主なことは、2人に任せよう

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