『髙地に言わなきゃいけないことがあってさ』
髙地「はいはい、なに」
『真面目なこと、シリアスシリアス』
髙地「その感じお前シリアスって言葉最近覚えたな」
『ふざけないで髙地』
髙地「カメラ向けてる時点で真面目なことじゃないのわかってるから笑笑」
『ねーえ!』
髙地「わかったわかった、聞いてあげるよ」
『私ね、、整形しようと思うんだ』
髙地「整形!?」
『二重にしたい』
髙地「……お前二重だろ笑笑」
『来月』
髙地「来月!?ほんとやめな、」
『もう予約もできた』
髙地「てか嘘でしょ、そんなカメラ向けられてさ、、YouTube?」
『ホントだって、予約票もあるもん』
髙地「北斗と樹はいいって言ったの?」
『まだ言ってない』
髙地「あいつら怒るよ、俺も嫌だけど」
『だってもう予約しちゃったんだもん』
髙地「じゃあ見して」
『はい』
髙地「…………お前さぁ笑笑」
『ちゃんと読んで』
髙地「コロナウイルスワクチン、、お前さぁ!」
『ごめんて笑笑笑笑』
髙地「え、じゃあ整形しない?」
『しないよ』
髙地「まじでよかった!」
『え何私のこと好きやん』
髙地「ほんと勘違いも甚だしい」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。