~お知らせ〜
あなたちゃんの年齢を慎太郎と同い年設定にします!!
元の年齢いくつだったっけって方ばっかりですよね、、、分かります。私も忘れてました。年齢なんて気にしてる方少ないと思うけど、自分なりに腑に落ちてなかったので変えます!!
それでは本編?!!!!?!??!
映画の撮影とかなんかでかれこれ2週間北斗は家に帰ってこない
髙地からはいつものブログの催促のメールが来るし
__北斗の手料理食べた過ぎて死ぬ
髙地に怒られるかな、こんなふざけて
夕方
急に玄関の鍵が開く音がして、その次に足音とガサガサとビニール袋の擦れる音
「あなたー?いるー?」
北斗の声
『え?北斗?!なんで!?』
リビングの扉が開き、そこにはスーパーの袋と大きな花束を持った北斗
「会いたかったー」
わたしを見るなり、ふにゃっと笑った北斗は足元に荷物を置いて私を抱きしめる
『なんでこんな早いの、明日じゃないの』
「予定より早く終わったから、早めに帰らせてもらった」
『言ってくれれば良かったのに、準備とかさ、料理作ったりさ』
「俺の手料理が食べたかったんでしょ」
『ブログ見たんだ、、でも今日は疲れてるでしょ、出前でもとろ』
1度腕の中から私を離して、目が合って、また抱きしめられた
「…もう一生離さない」
なんて急に言うのだから、ビックリする
『北斗ってそんなこと言う人だったっけ』
「2週間で人は変わるのね」
『そんな悲しいこと言わないで』
「ほんとにさ、冗談抜きで会いたかっただけ」
北斗の弾む声にテンションの高さが出てる
その声に自分の頬も緩んでるのがわかる
北斗side
「はい、これあげる」
スタッフさんから貰った花束を渡すと大事そうに抱えるあなたに、今度花でも買ってこようかな、なんて変なことを思った
冷蔵庫の中身はほとんど空っぽで、ドレッシングはあなたのお気に入りのものだけ量が減ってて
サラダばっかり食ってたんだろうなとか、コーヒーばっか飲んでたんだろうな、とか
2週間という空白期間は俺には長すぎたけど、あなたはどうだった?
会えない時間が愛を育むだとかいうけど、あれはほとんど嘘で、こうやって一緒にいる方が絶対いいに決まってる
「あなた、やっぱり俺が作るよ」
『えー、だめ、疲れてるでしょ』
「俺の手料理か、出前だったら?」
『…………北斗の手料理』
作業を進めようとする俺の後ろをうろつくあなた
「あなた、うろちょろしない!」
『一応申し訳なさはあるんだよ!』
「座ってなさい!!」
『はい、、』
髙地「北斗ー、あなたがふざけたブログあげてるから注意して」
「なんだよ、ふざけたブログって」
髙地「あなた死ぬらしい」
「は?!髙地チェック早くね?」
髙地「俺あなたにブログの管理頼まれてっから」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。