第190話

#アシンメトリー
2,449
2022/08/28 15:08






あなたが振付師に怒られた後輩の面倒を見ていて、次の仕事に間に合わなかったとき




樹「みんな忙しくなっても調整してやってんだけど」




『だって』




樹「まず謝んのが先じゃねーの、言い訳すんなよ」





『ごめん、でも、あそこで見放すのは違うと思う』




樹「俺が見放したって言いたいの?」




『違うけど、そう見えた』




樹「じゃそう思ってもらっていいわ」




『樹ってすぐ開き直るよね、』




樹「は?元はお前がお節介して遅刻して迷惑になってるからだろ、、反省しろよ」




『それは申し訳ないって思ってるけど、樹のあの子への態度も改めた方がいいよ』




樹「そんなん俺の勝手だろ」




『そんなんじゃやっていけないよ!』




樹「先帰る」




2人が喧嘩してるところなんてJrの頃は日常茶飯事だったけど




渡辺「久々だな、この感じ」




深澤「なー」




『ちょっと!面白がらないでよ』




深澤「楽しんでるだけ楽しんでるだけ」




『どっちか樹連れ戻してきてよ!一発殴らなきゃ気が済まない』




渡辺「非力のくせに、やめとけよ」




深澤「はいはい、俺の腹にでもどーぞ」




『(ポスッ)どう?今の痛かったんじゃない?』




深澤「あー痛い痛ーい」




『頭かち割りたい』




深澤「お姉さん、言葉だけは乱暴だなあ」









































あなたがあばらの骨折りながら舞台に出てたことを知った時も




樹「は?!有り得ねーだろ、骨折りながら出るとか」




『しょうがないでしょ』




樹「しょうがなくないし、なんで前もって言わねえの」




深澤「まぁそんなに責めなくても、ね」




『……頑張ったって言って欲しかった』




樹「はいはい、よくやったよくやった」




『何その呆れた感じ、気だるい感じ』




樹「事前に知ってたら、もっと気持ちよく言えたな」




『先に言ったって出るなとか言うから言わなかった』




樹「いっつもそうやって、『頑張ったって言って欲しかった』とか『樹ならわかってくれるって思ってた』とかさ、俺の気持ち考えろよ」




『わかってるよ!』




樹「そんなキレんなよ、生理前かよ」




『そんなんじゃないし!』




慎太郎「ちょいちょいおふたりさん?」




深澤「お前ら最近どしたあ」




『「でーん!!どっきり大成功ー!!!」』




深澤「は?」




慎太郎「え、骨は折れてない?」




『それはホント』




北斗「まあ普通ジャジャーンだろ」




樹「いやテッテレーだろ」




深澤「なんだ、デーンて」




『そんなことはどうでも良くて』




樹「喧嘩してみたドッキリーinプライベート」




北斗「inプライベートなんて初めて聞いたわ」




慎太郎「ふっかさんだって暇じゃないんだぞ」




樹「いや暇だからいるんだろ」















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