あなたはすごく美しく透明感のある
少女でたまに見せる笑顔に誰もが吸い
込まれそうになる そんな魅力があった
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帰り道
タッタッタッ……
ネェネェ ソコノキミ
肩に手を置かれる
ダッダッダッ
チッ……クソ
逃げていく
あなた倒れる
俺は走って近くの病院にあなたを
連れて行った。
今度こそ、何があってもあなたから
離れないために…
彼女が長く生きられないなら 俺は
その最後の最後まで彼女の隣で
彼女の笑顔を見ていたいんだ。
俺にとって彼女の笑顔以上のご褒美はないんだから
その笑顔を俺が2度も奪ってたまるか
俺のせいで苦しむ姿なんか見たくない
あなたの笑顔はいつも脆くて壊れそうだ
でもいつか彼女の元気な笑顔が見られるように
俺が守るんだ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。