第4話

人喰い<ヒューマンイーター>
33
2021/01/23 11:18
前置き


例えば、行方不明者…


____________________
〜キノ視点〜



赤、紅、緋、赫、朱



俺の周りはいつもこうだ
赤黒い池が出来上がる
別に、嫌ではないが…
こうしないと生きていけない自分の身体に腹が立つ
キノ
キノ
はぁ…疲れた。
誰もいない空間で俺の声が響く
否、人はいる…人だったモノは…
30人ほどのもと人だった肉塊たちは身体の一部がそれぞれ無い
ま、俺が喰べたからな
キノ
キノ
任務完了っと
そう言って俺はその空間から音もなく消えた

<直後、その空間…否、城の中で爆発音が響いた>







____________________


_後日

俺は世話になっている暗殺ギルドから指名で任務を与えられた
レーヴ
レーヴ
えっと、人喰いさんですか?
キノ
キノ
?そうだけど
誰かが俺が仕事で使ってる名を言ったのでそれに応えた
言ったのは受付嬢だった
レーヴ
レーヴ
人喰いさん宛てに任務が来ています
どーぞ
受付嬢はそう言って任務の内容を書いた紙を渡してきた
キノ
キノ
スペード王国の研究所の破壊…
レーヴ
レーヴ
受けてくださいますか?
俺はすぐに
キノ
キノ
もちろん
と、応えた
実は、俺はスペード王国が嫌いだ
理由は特に無い
ただ、本能的に好きにはなれない
それだけだ
レーヴ
レーヴ
ありがとうございます
手続きが済み次第またお呼びします
キノ
キノ
あぁ
そう言って俺はこのギルドの表の顔、つまり普通の任務を取り扱っている方の所にある酒場へ行った
酒場は賑わっていた
いつものことだが
そこには冒険者や薬草を交換しに来た者…裏のギルドに用があるのだろう暗殺者などが入り乱れていた
しかし、裏のギルドに用がある奴らは俺を見ると顔を青ざめてどこかへ行ってしまった
まぁ気にしないけど…


俺は空いている机のところに座り、指名された任務について作戦を練ることにした









<しばらく経ち>
キノ
キノ
っ!…ハハハッ、いい事思いついたw
ものすごくいい事を思いついてしまった
グッドアイデアすぎる…と1人ニヤニヤ笑っていたら、手続きが終わったのか受付嬢に呼び出された
レーヴ
レーヴ
人喰いさん、手続き終わりました
レーヴ
レーヴ
それではお願いします
俺は手続き完了と書かれたそれを黙って受け取り、すぐに作戦の準備をはじめるためギルドから出て街へ急いだ



____________________
レーヴ
レーヴ
(同類…かな)
受付嬢ドリームイーターは静かに微笑んでいた













これは、1章へ続くための前話プロローグ
____________________
作者より


キノのしょうs
キノ
キノ
アイコンタッチ
はえーw






前置き回収し忘れたww
察して☆←


詳細設定((
・ギルド「暴食の館」
表と裏をあわせ持つギルド
裏のギルドを知ってる人は知ってる
・キノに潰された国
名はない←
今後は出てきません
・受付嬢
レーヴ←でしょうねw
表のギルドには顔出さない
・ギルドとは←忘れてたw
複数の構成員と1人のマスターで書類を出して本部に認められたもの
依頼を受け取ったり、依頼をこなしたり、依頼を他者に与えたりする中間管理職←?
ギルドに登録すると依頼を受けやすくなったり色々な特典がつく(登録はしなくても良い)
たまに本部から独立するギルドがいる(暴食の館とか…)
・裏ギルド
暗殺などの難しい依頼を取り扱うところ
数が少ない
登録必須
手続きとか大変









次は1章!やっと…(´;Д;`)
読むのお疲れ様でした!ありがとうございました!

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