前置き
例えば、行方不明者…
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〜キノ視点〜
赤、紅、緋、赫、朱
俺の周りはいつもこうだ
赤黒い池が出来上がる
別に、嫌ではないが…
こうしないと生きていけない自分の身体に腹が立つ
誰もいない空間で俺の声が響く
否、人はいる…人だったモノは…
30人ほどのもと人だった肉塊たちは身体の一部がそれぞれ無い
ま、俺が喰べたからな
そう言って俺はその空間から音もなく消えた
<直後、その空間…否、城の中で爆発音が響いた>
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_後日
俺は世話になっている暗殺ギルドから指名で任務を与えられた
誰かが俺が仕事で使ってる名を言ったのでそれに応えた
言ったのは受付嬢だった
受付嬢はそう言って任務の内容を書いた紙を渡してきた
俺はすぐに
と、応えた
実は、俺はスペード王国が嫌いだ
理由は特に無い
ただ、本能的に好きにはなれない
それだけだ
そう言って俺はこのギルドの表の顔、つまり普通の任務を取り扱っている方の所にある酒場へ行った
酒場は賑わっていた
いつものことだが
そこには冒険者や薬草を交換しに来た者…裏のギルドに用があるのだろう暗殺者などが入り乱れていた
しかし、裏のギルドに用がある奴らは俺を見ると顔を青ざめてどこかへ行ってしまった
まぁ気にしないけど…
俺は空いている机のところに座り、指名された任務について作戦を練ることにした
<しばらく経ち>
ものすごくいい事を思いついてしまった
グッドアイデアすぎる…と1人ニヤニヤ笑っていたら、手続きが終わったのか受付嬢に呼び出された
俺は手続き完了と書かれたそれを黙って受け取り、すぐに作戦の準備をはじめるためギルドから出て街へ急いだ
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受付嬢は静かに微笑んでいた
これは、1章へ続くための前話
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作者より
キノのしょうs
はえーw
前置き回収し忘れたww
察して☆←
詳細設定((
・ギルド「暴食の館」
表と裏をあわせ持つギルド
裏のギルドを知ってる人は知ってる
・キノに潰された国
名はない←
今後は出てきません
・受付嬢
レーヴ←でしょうねw
表のギルドには顔出さない
・ギルドとは←忘れてたw
複数の構成員と1人のマスターで書類を出して本部に認められたもの
依頼を受け取ったり、依頼をこなしたり、依頼を他者に与えたりする中間管理職←?
ギルドに登録すると依頼を受けやすくなったり色々な特典がつく(登録はしなくても良い)
たまに本部から独立するギルドがいる(暴食の館とか…)
・裏ギルド
暗殺などの難しい依頼を取り扱うところ
数が少ない
登録必須
手続きとか大変
次は1章!やっと…(´;Д;`)
読むのお疲れ様でした!ありがとうございました!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。