前置き
例えば、朝起きた時、昨日の夜夢を見たのにその内容を思い出せない
例えば、将来の夢を語っていたアイツの夢の内容が変わっている
例えば、自分の将来の夢がわからなくなる…
____________________
〜レーヴ視点〜
あぁ〜…よく寝た
今は深夜かな?外がすごく暗い
グゥ〜
そー言えば、最後に喰べたの1ヶ月くらい前か
そろそろなんか喰べないとなぁ…
ちょうど夜だし喰べるなら今だよね
「バク」にも喰べさせないといけないし
とりあえず、マスターに「行ってきます」言いに行こう
<マスターの部屋の前に移動>
<黒いスーツを着たいかにもトップの様な男性がやってきた>
全く、マスターは心配性だなぁ
____________________
今は深夜
誰もが意識をなくし街が寝静まっている時間
そして、私の時間
街灯も最低限しかついておらずバレずに食事をするにはとっておきの街だ
しかも、ここの人たちの夢は質が良くて美味しい
<レーヴの使い魔であるバクが空に音もなく現れた>
バクが目を閉じたままスピスピ鳴いて甘えてくる
あぁ、可愛いな…
スピー!!
可愛いw
どこかでそんな夢見てる人いないかなー
ナイスタイミング☆
これに決ーめた
よし、気づかれないように近づいて…
夢主の額にそっと手を当てて…
<レーヴがそう唱えると、彼女の目の前に手の平ほどの大きさの紅く燃えるような美しい結晶が出来上がった>
パクッ
口に入れた途端スーッと結晶が溶けていく工程の中でパチパチという食感とピリピリと痛いくらいの辛さに口の中が熱くなっていく
そう!この刺激感!求めていた味がすごく再現されてて幸福感がヤバい…
これで、また1ヶ月は大丈夫かな
スピ!スピー!
スピ!スーピーピー!
スピ…?
スピ!
バクは勇者になりたいっていう夢と教会で働きたいっていう夢か
どんな味がするのかな?
スピー!!
すごく美味しいらしい
バクが夢を喰べ終わったので、窓の外を見てみた
スピ
____________________
翌朝
モブ1「あれ?昨日すごい夢見たのに思い出せない…」
モブ2「俺、漁師になりたい!」
モブ3「ねぇ、私の将来の夢ってなんだっけ?」
その街はよく夢を見る街
その街はよく夢を忘れる街
____________________
作者より
レーヴの詳細は
設定詳細←はじめに書け
・イーターとは
普通の人々が食べるものが食べられなくなった人間
代わりに普通の人々が食べられないものを食べる
お腹が減ると目が赤くなる
空腹を放っておくと誰彼構わず襲いはじめる
イーター特有の能力が使える
魔法は使えない←でもバレない
身体能力が高い
イーターの存在はあまり知られていない
・ギルド「暴食の館」
幹部が全員イーターの変わったギルド
どこの国にも属していない
構成員は7名で全員イーターとギルドを仕切っているマスター1名
一応ギルド界隈で最強
・世界観
ファンタジー
ほぼ全員が魔法を使える世界
でも、銃などの武器もあるw←
魔法はたいてい1人につき1属性
いろんな国があり、戦争も起きる
今言えるのはこれくらいですw
読むのお疲れ様でした!ありがとうございました!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!