第27話

26♛*.
135
2021/04/04 22:46
~あなたseed~
あなた

やだ…二人で見たい

ななもり。
えっ…
あなた

……

ななもり。
…いいよ
あなた

え?

ななもり。
二人で見よ?
あなた

うん…!

ななもり。
でも、みんなには悪いね…
あなた

あ…そっかみんなに悪いか

ななもり。
まぁ何とか言い訳すれば大丈夫…なはず
あなた

そーかな…

ななもり。
うん、大丈夫
ななもり。
俺が何とかするよ
あなた

…ごめんね、私のわがままに付き合わせちゃって

ななもり。
いいんだよ、俺も二人でみたいから…!
あなた

…っ!

ななもり。
あ、花火もうすぐ始まるよ!
もうすぐ花火が始まる、それを聞いた瞬間なんだか緊張した
あなた

なんか、緊張する…

ななもり。
そーだね…緊張する
ななもり。
あ、あなたちゃん、ここ座ろ!
ななもり。
花火ここだったらよく見えるから
あなた

ほんとだよく見えそう…!

ヒュー
ドンッ
ななもり。
あ、始まった
始まったと同時に真っ暗だった空は綺麗な色でいっぱいだった
あなた

綺麗…

ななもり。
うん…綺麗
色んな色の花火が次々に上がっていく
ドンッ
ドンッ
今度は色んな形の花火が上がっていく
その中にはハートの形の花火があった
その花火が上がった瞬間静かだった周りの人達がざわつき始めた
ななもり。
ねぇ、あなたちゃん
あなた

ん?

ななもり。
俺この形の花火好きだな
ななもり。
だってこの花火を好きな人と二人で見ると結ばれるでしょ?
あなた

…知ってるの?

ななもり。
うん、有名な話だからね
あなた

そうなんだ…

ななもり。
俺ね、好きな人がいるの
あなた

…誰?

ななもり。
あなたちゃんだよ
あなた

え…

ななもり。
好きだよ、あなたちゃん
私はびっくりしたけど、それよりも嬉しくてたまらなかった
あなた

グス…グズッ

ななもり。
そんな嫌だった…?
あなた

違う…嬉しいの。グズ

あなた

な…くん…

あなた

なーくん…

ななもり。
…なぁに?
あなた

私も好きだよ…大好きだよ

ななもり。
…っ!
ななもり。
ほんと?
あなた

ほんとだよ、嘘じゃないよ…

ギュ
あなた

…っ!

ななもり。
俺も大好き…
あなた

なーくん…

ななもり。
絶対守るし大事にする
ななもり。
だから付き合ってください
あなた

はい…!

ななもり。
よかった…
ななもり。
断られたらどうしようかと思ったよ…
あなた

断るわけないじゃん…

ななもり。
ふふ、そっか…
ななもり。
花火…もう終わっちゃうね
あなた

うん、

あなた

私初めて見る花火がなーくんと二人でよかった

あなた

こんな綺麗な花火を好きな人と見れてよかった…!

ななもり。
俺もだよ…あなたちゃんと見れてよかった
あなた

一緒だ…

ななもり。
うん…
ヒュー
ドンッ
最後の花火が打ち上がった
最後の花火が打ち上がるまであっという間だった
そのあっという間の時間にはとっても嬉しい事があった
それだけで私は満足できた
ななもり。
みんなのところ戻ろっか
ななもり。
みんな、心配しちゃうよ
あなた

うん、戻ろっか

ななもり。
はい
なーくんは私に手を差し伸べた
ななもり。
手つなご?またはぐれちゃうよ
あなた

うん…

私はなーくんの手を握った
それだけなのにいつもよりドキドキしていた
~みんなのところ~
ななもり。
みんな、あなたちゃん見つかったよ
莉犬
なーくん…!
ころん
よかった帰ってきて…
さとみ
あなたも無事でよかった
ジェル
でも、花火みんなで見れへんだな
るぅと
そうですね、でも見つかって良かったです
ジェル
そうやな
ななもり。
みんな
ななもり。
ちょっと報告したいことがある
るぅと
何でしょう?
莉犬
何ー?
ななもり。
俺たち付き合う事になった
莉犬
え…?
ころん
……っ
さとみ
お…!
るぅと
そうなんですか…!
ジェル
おぉ…!
莉犬
ねぇ、なーくんそれほんと…?
ななもり。
うん、莉犬くんごめんね
莉犬
いいよ…全然…
ころん
ねぇ、
ななもり。
ん?
ころん
……僕さ二人が付き合ったからって諦める気は無いから
ころん
だからあなた覚悟してて
あなた

え…うん…?

さとみ
宣戦布告だな
さとみ
それよりなーくん、おめでとう
ななもり。
さとみくん、ありがとう
後、相談乗ってくれてありがとね
さとみ
いいんだよ、結果なーくんの恋は叶ったんだから
ななもり。
うん、そうだね
その後もみんなと色んな話をした
ころん
さ、もう帰ろ?
ころん
僕、疲れちゃった
莉犬
俺も
あなた

あ、二人とも…!

あなた

その、私を探してくれてありがとっ!

ころん
好きな子がいなくなったんだもん探すのは当たり前でしょ
莉犬
そうだよ、
あなた

そっか…

ころん
さ、早く帰るよ浴衣も返さないといけないし
さとみ
そっか、返さないといけないのか
るぅと
もしかして忘れてたんですか?
さとみ
うん、自分のものだと思ってた
るぅと
全く…さとみくんは…
ころん
もー、すぐ話が始まるじゃん
さとみ
あー、ごめん
ころん
早く行くよ
るぅと
ころちゃん速いですよ〜
莉犬
待ってよ〜
ジェル
俺はゆっくり…いや、ころちゃんのとこ行くか
ジェル
二人はゆっくり来なー
ななもり。
え?うん
ななもり。
さ、あなたちゃん俺達はゆっくり行こっか
あなた

うん、

--------------------------------
作者
ちょっと長かったですかね?
作者
次の話は次の日から始まります
作者
てか、もう最終回近づいてると思うんですよね
作者
そこまで長引かせるつもりもないので💦
作者
次の物語も、もう用意してるので楽しみにしててください!

プリ小説オーディオドラマ