うそ。
最悪。
壱馬…?
いやいや、先生そりゃないよ〜
確かに隣空いてるけども
まぁとりあえず行くか。
お互い何も話さない。
そりゃそうだ。
壱馬は
私の
義理の兄だから。
壱馬は私の元母の連れ子。
これが義理の兄妹って事になるかは分からないけど、お互い0歳の時に会って、親の離婚が決まって、私は実父、壱馬は元母に引き取られた。
そして、
壱馬は
私の
元彼でもある。
でも、好きじゃなかった。
恋をしなかった。
むしろ、今までしたことない。
なんで元彼かと言うと、
親が違う兄妹だと両親から聞かされた時から
壱馬がおかしくなっていった。
親がいない時にキスをされたり。
まぁSEXもしました。
てか、されました。
兄妹っていう壁を超えたから。
それから私は壱馬に告白された。
私は好きじゃなかった。
けど、壱馬の圧が凄すぎて、私がいいよと言ってしまった。
親には黙ってた。
けど、すぐバレた。
付き合って1週間で別れた。
壱馬の母親は私の母親でもある。
けど、母は壱馬の事が大好きだから、私を叱りつけた。
母は壱馬と合わせないようにした。
それから連絡先も消され、気まずいまま離れた。
はぁ。
帰りたい。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!