したことある?なんてド直球に聞かれて返事に困る
「っ、は!?」
🦊あれ、その反応、まさかない?笑
「〜〜〜〜あ、ありますよっ!!」
🦊へぇ、
「別に、男慣れしてますしっ!」
「ヨンジュンさんよりも経験豊富かもしれないですよ!」
🦊へぇ、そっか笑
🦊じゃあそんなに言うなら見せてよ、
🦊男で培ってきたあなたちゃんのテクニック笑
「…へ?」
売られた喧嘩は買うのが主義
それがまさかこんなことになるなんて
気づけばホテルの一室にいて
ヨンジュンさんはシャワーを浴びてる
「どうしよう、、、、」
ここまできたら言えない
まさか
「実はしたことないです、とか今更いえないよ…」
そう。付き合ったことはあるけどそれは昔の話
彼氏と身体を重ねることなんてなくて
そのままこじらせて今に至るのだ
「はぁ、、、、もう、こんな形で卒業だなんて」
🦊あなたちゃん〜〜〜シャワー浴びてきなよ
「あっ、、はい、」
シャワーを浴びて部屋に戻るとバスローブを着て色気が大爆発してるヨンジュンさん
直視するのもまぶしいくらいだ
🦊なにつったってんの?
🦊はやくこっち来なよ笑
ベットに手招きされたのでしぶしぶ向かうと
「ひゃぁッ」
腰をぐいっと引き寄せられてそのままヨンジュンさんは後ろに倒れる
私が押し倒してる形になった
🦊さ、始めよっか
🦊楽しみにしてる
🦊俺を気持ちよくさせてみてよ
「っ、は、はい…」
そんなこと言われたってなにしていいかわからない
まずはキスかな、なんて考えたけどキスすら数回しかしたことないし、
ましてやあの大人なキスなんてしたことない
🦊ほら、はやく笑
寝転がったまま余裕そうに笑うヨンジュンさん
こうなったら正直に言うしかない
「あ、あの…ヨンジュン、さん…」
🦊ん?どうしたの?
「実は私…その…」
「した、ことなくて…」
「嘘ついてごめんなさい…」
顔があつくなって、恥ずかしさで目に涙がたまる
ヨンジュンさんの上に座ったまま泣き出しそうな私を見て
🦊うん、正直に話してくれてありがとう
🦊とびっきり甘い初めての夜にしてあげるね
そうささやくと私にそっとキスをした
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。