第31話

◇ 31 ◇
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2019/05/03 08:44








『 さっむ、、 』











びちゃびちゃで、


風も冷たい。















『 、、くしゅっ、、 』













やばいいいいい。















『 誰か、、 』












くるわけないとおもいつつ、












一番に思いついた人は、




















































うざくって大っ嫌いな、

















あいつ。








































他には誰も、











浮かばなかった。




























優斗でも、瑞稀くんでもなくて、
















































































永瀬なんだ。




















「 あなた!!どこにおるん!?




あなたーーー!! 」















遠くから私を呼ぶ声が聞こえる。














うわー、幻聴かよ。





ついにここまで?笑













終わった。


















だんだん、
まぶたが落ちてくる。



















「 っ、、あなた! 」


『 ながせ、、? 』


「 そ。永瀬やで。





てかあなた冷たすぎ。
これ着とけ。 」


『 ありがと// 』














永瀬は自分の上着を被せてくれた。




人の温もりに愛しさを感じたのは


初めてで、くすぐったい。












鼓動のスピードが

早くなる。















『 なんで、いるの? 』


「 俺のために、





こんな森の中入ったんやろ 」


『 え 』


「 藤崎から聞いた。




みんな心配してたで。
特に、ふわり。















あと、

嫌やろうけど、、、












































俺も、。 」


『 っ、、// 』











永瀬が見つけてくれた安心感と、

心配してくれたってことが













鼻の奥をツンとさせた。






















「 ちょ、泣かんでや、、!





そんなに、いやなん?









俺のこと。 」


『 ちがっ、、




むしろ、良かった 』


「 そうやんな、、
































え? 」


『 来てくれて、嬉しかった 』


「 なんやそれ、。





珍しく素直やん。 」













永瀬のその言葉で


素直になった自分が


急に恥ずかしくなった。














俯く。

























沈黙が、






始まった。












◇.

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