第2話

◇ 2 ◇
2,009
2018/12/16 06:01






黒板に貼られている
座席表を見る。







一番後ろ。






両隣とか前の席の人なんか、
正直どうでもよかった。



きゃっきゃきゃっきゃ
うるさい教室もどうでいい。






私には関係ない。









そうやって、
割り切る。















「 えっ、お前ぼっちなん!? 」








突然ぼっちとか
言ってきやがった
関西弁のやつ。



でも周りを見れば、
女子はみんな
誰かと一緒にいる。





一人なのは
私だけだった。









『 一人ですがなにか? 』







「 、、俺が友達になってやるよ。 」







なんで上から?
ムカつく。







「 聞こえとるんか?意識あるんか?もしかして聞く気ないん!? 」








まず名乗れ。







「 はぁー。俺永瀬廉な。隣やから。よろしゅーな。 」








こいつエスパー使えるとかある?












心の中で一人ツッコミを入れる。



聞こえてるけど、
聞こえないふり。









そうすればみーんな、
関心なくしてくれる。












こいつを除いては。










◇.

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