第6話

◇ 6 ◇
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2018/12/22 10:48






次の日もその次の日も
付きまとってくる関西弁。







こいつが付きまとうように
なってから
約1ヶ月。

















最近誰かに
見られている気がしてならない。





少し怖かったりしてる。














「 なんかあった? 」


『 なんでもないよ。 』













優斗にも心配かけちゃう始末。

咄嗟に
嘘をついてしまう。














「 なぁあなたさ、寝れとる? 」









ここ、クマできてる。











なぜこいつに心配されなきゃ
いけないんだ?

















てか、今
















『 あなたって呼ぶな。 』


「 ええやん。減るもんちゃうし。 」


『 あっそ 』


「 いつになったら、廉って呼んでくれるんかな? 」


『 3万年後 』


「 じゃあ頑張って生きなあかんなー 」


『 ふふッ、バカでしょ 』


「 今笑った!やっと笑った! 」















そう言われて、
すぐにいつもの
仏頂面に戻す。











完全に気が緩んでた。









◇.

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