第33話

イトカちゃん
1,571
2022/01/08 08:27
違う部屋に行く者もいれば、リビングに残る者もいた。
私もその1人。
(なまえ)
あなた
(なまえ)
あなた
(さっきはあの服を見て、混乱しちゃったけど…)
(なまえ)
あなた
(あれは…)
新村コウ
新村コウ
この箱の中のものがユウヤに関係しているのか…?
(なまえ)
あなた
多分、そうだとは思うけど…
新村コウ
新村コウ
あの服についてた血…本物の血だよな?
(なまえ)
あなた
間違えないと思う…
(なまえ)
あなた
それに…あのタケオさんの名前が書かれた紙…
(なまえ)
あなた
タケオさん…何してたんだろう…?
新村コウ
新村コウ
紙に書かれた内容だと、犯罪者を放置していたみたいだが…
新村コウ
新村コウ
いい加減な仕事のせいで、誰か被害にあった人がいるということか?
(なまえ)
あなた
でも…タケオさんだけってわけでもないとは思うけどね…
(なまえ)
あなた
私たちもきっと知らないうちに、ユウヤに関係してるんだよ…
新村コウ
新村コウ
そうかもしれないな…
神木リツ
神木リツ
んー…
(なまえ)
あなた
リツちゃん…?どうしたの?
神木リツ
神木リツ
いや…この服って女服だよな…?
神木リツ
神木リツ
しかも、少し古い気がする…
(なまえ)
あなた
まあ…見た感じ、子供の服ではないよね…
神木リツ
神木リツ
てことは…母親か?この部屋には、子供もいるわけだし。
(なまえ)
あなた
母親…子供…
(なまえ)
あなた
(うっ…!)
『ザザッ…』
?「もっと…生きたかったのに…」
?「子供たちを置いていくことになるなんて…」
(なまえ)
あなた
…っ!!
?「…」
?「…ねぇ、なんで…」
?「なんで…私を……」
(なまえ)
あなた
うっ…うぅ…
(なまえ)
あなた
(今のは…)
神木リツ
神木リツ
お、おい…さっきからどうした?大丈夫かよ?
(なまえ)
あなた
え!あ、だ、大丈夫…
神木リツ
神木リツ
あなたも精神的にきてんだなー…
(なまえ)
あなた
…リツちゃんも?
神木リツ
神木リツ
まあな…私もあれは流石にショックだったし…
(なまえ)
あなた
そっか…まあ、そうだよね…
神木リツ
神木リツ
神木リツ
神木リツ
私さ、双子の妹がいんだけど…
(なまえ)
あなた
え?リツちゃんに双子!?
神木リツ
神木リツ
あぁ…イトカっていうんだ。
神木リツ
神木リツ
顔は一緒だけど、性格は正反対でさ。これがカワイイ子なんだ…
(なまえ)
あなた
ふふ、リツちゃんと双子さんか~♪
(なまえ)
あなた
きっと可愛らしいん子なんだろうね…♪
神木リツ
神木リツ
お!あなた!お前よく分かってんじゃん!
(なまえ)
あなた
もっちろん♪
神木リツ
神木リツ
イトちゃんはな、私の大事な家族なんだ…
神木リツ
神木リツ
だから…絶対に帰らなくちゃならない…
(なまえ)
あなた
…そっか。
(なまえ)
あなた
なら、絶対にここから脱出しないとね!
神木リツ
神木リツ
…あぁ、そうだな!
(なまえ)
あなた
(リツちゃんも、こんな素敵な顔をするんだ…)
(なまえ)
あなた
(なんで、こんな家族思いの子まで…)
(なまえ)
あなた
リツ視点
初めてだった…初対面だった奴にこんなことを喋ったのは…
恐らく、誰よりも信頼できるから。
イトちゃんみたいに、優しいから。
だから、話したんだと思う。
だけど…
もし、私が狼になったら…
あなたも、殺す標的に入れなければならない。
私がここから出るには…
羊を、殺さなきゃいけないから。
UR
UR
つらい、書くのつらかった…
UR
UR
てことでね、今回はここまで!
UR
UR
良い狼ライフを!

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