第32話

この想いはきっと、
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2022/04/24 07:48
究極メカ丸
……やっぱり、何カ


プルルルルルッ





狗巻 あなた
…んぉ?
狗巻 あなた
電話…ツンデレ君からだ
あれ?ここのこと言ったはずだけどな
究極メカ丸
……






ピッ

狗巻 あなた
もっし〜?どした、またツンデレ発動した?
大丈夫私は君一筋だよ♡
狗巻 あなた
……え、、?
究極メカ丸
…?


明らかに狗巻の顔と声色が変わった。

…何かあったのか……?

狗巻 あなた
……うん、うん…分かった、すぐ行く


ピッ

狗巻 あなた
メカ丸くん、至急だ。急ごう
究極メカ丸
…何があったんダ?
狗巻 あなた
話してる時間無い!最短で先生んとこ行こう!
究極メカ丸
……分かっタ






















伏黒side
五条 悟
何でこんな時に…。せっかく今日は
京都満喫しようと思ってたのにぃ
東堂 葵
なら明日また観光すれば良い話だ
伏黒 恵
……当分修復は無理なんじゃ無いですかね。





俺たちはただ呆然と突っ立って下を見おろす。
狗巻 あなた
はぁっ、はぁ………遅れました!!
伏黒 恵
…っえ、
五条 悟
あなたw
何でメカ丸にお姫様抱っこされてんのw
狗巻 あなた
これが最短だって言われたんで…
究極メカ丸
急ぎなんだろウ。早く要件を話セ。
五条 悟
…ってもまぁ…これを見たら分かるわな。


あなたさんもメカ丸先輩も、
俺たちと同じように下を見下ろす。










_____惨状。

息が凍るほど恐ろしい光景が、焦点の合わない眼に映る。










倒れていくのだ。
人が。次々と、紫色のうねうねした何かに巻きつかれて気を失っている。

血も流すことなく、悲鳴をあげることも無く、一瞬の動揺を見せたあと、バタバタと倒れていく。

…首にそれが巻き付いている人は、もうきっと…。






伏黒 恵
……今回の件ですよね
五条 悟
そうだね。僕は明日動くと思ったんだけど…
読みが外れちゃったみたい。
狗巻 あなた
…先生。
五条 悟
うん。
伏黒 恵
なん、だろう。


先生とあなたさんは顔を見合わせず、
要件のよく分からない会話をしている。





…あなたさんの顔が、どことなく険しかった。

伏黒 恵
…、














































これも、「隠し事」なのか。



























伏黒 恵
………あなたさん
狗巻 あなた
……え、な、、何?











…だめだ。













この想いは、きっと






























呪いになってしまうから。








伏黒 恵
…何でもありません。
狗巻 あなた
……えぇー...
五条 悟
よし!グループ分けしようか!
五条 悟
紫色のうねうね        あのキモいの の処理と一般市民の誘導は
葵と恵。
五条 悟
あとのメカ丸、あなたは
僕と一緒に元凶の元に行こう!
五条 悟
以上!終わったら美味いみたらし団子食おう!
狗巻 あなた
あからさまな死亡フラグやめて下さいよ
東堂 葵
よし、そうと決まれば、急ごう

















作者から
☆160ありがとうございます!!

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