あなたside
たった1日
たかが一晩離れてただけなのに
顔見れただけですごい嬉しい
健人「ほら、あなた」
『う、ん…』
" ごめんね "
たった一言、たった4文字
それなのになかなか口に出せない
でもここまで来たんだ
勇気出さなきゃ
『ご…ごめ 風磨「ごめん!っ」 え?』
被っちゃった…
風磨「不安にさせてごめん」
『わっ…私こそ話聞こうともせずに…ごめん、ね』
風磨「あなたが謝る必要はない」
『でも…っ』
風磨「ほんとに、ごめん…」
風磨くんはよっぽど責任を感じてるみたい
普段見せないような真剣な顔をしている
そんな顔しないでよ
そんなに謝らないでよ
ギュッ
風磨「あなたっ?!//」
私は風磨くんに抱きついた
この匂い、安心する…
『会いたかった…』
風磨「ん、俺も//」
彼は力強く抱き返してくれた
やっぱり私は風磨くんが好き
大好き、なんだ
聡「風磨くん顔真っ赤〜笑」
風磨「うっせー//」
健人「良かったじゃん」
勝利「一安心!」
健人くん、勝利くん
今回は本当に助けられちゃったな…
『しょーr』
コンコン
2人にお礼言おうとしたのに…
タイミング悪いよ
健人「はーい」
ガチャ
『んえっ?!』
タイミング悪いとか思っちゃってごめんなさい
めちゃくちゃ嬉しいです
勝利「あなたどんな声出してんの笑」
廉「失礼しまーす!」
そう、私の目の前には
紫耀「失礼しますっ!」
『しょ…うくん…っ!』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!