下半身に違和感を感じて目が覚めるとそこはありえない光景が広がっていた。
両手にきつく縛られたロープを外すように涼介の前に差し出してみても彼は私の話に聞く耳なんて持たず
グチュ、グチュ
思いとは裏腹に涼介から与えられる刺激に私の頭はどうにかなってしまいそうだった。
指を秘部から抜いて愛液でつうっと引いた
いやらしい糸をわざと私に見せつけニヤリと口角だけを上げて笑う涼介。
彼のそんな行動に恥ずかしさで顔が熱を持ったように赤くなる。
ジュルっ、
中を弄られ過ぎてぷっくりと膨れ上がったクリトリスに
かぷりと歯を当てるように噛み付かれ、
体中にわずかな電気が走ったような快感が押し寄せる。
ピクっと小さく痙攣し私はあっけなく涼介の前戯に果ててしまった。
息が乱れる私をまるで獣の様な目で見つめてくる涼介に恐怖を感じずには入られない。
ああ、駄目だ。
このままだと私はこの男に、
早くこの場から逃げ出さないと。
強く縛られたロープを噛みちぎろうと両手首を口元に持っていこうとした瞬間、
突然押し倒され膝辺りまでずらされていた下着を
ばっと乱暴に脱がされ地面へと押し倒される。
すると涼介は地面に仰向けで倒れる私の顔の上にまたがり
大きく膨れ上がった自身を私の口元にあてがいこう言ったのだ。
そう言ってほくそ笑んだ彼の表情はまるでこの世のものではないようで、
抵抗すれば間違いなく殺される。
そう悟った私は震えながらも熱を持った彼のモノに舌を這わすしかなかった。
【絶望】end
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。