教室
午後4時30分。美月は静かな教室で手帳とにらめっこをしながら左手に掴んでいるシャーペンをクルクルとパホーマンスのように回す
ガラガラガラガラ
教室のドアから入ってきたのはテニス用のバックを背負ったリョーマだった。
リョーマは美月の前の席の椅子を取り出し手帳を覗く
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帰り道
ポタ…ポタポタポタ
ザザザザザーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!
リョーマと美月は全力疾走する
リョーマは美月の手を握り引っ張る
(ガタッ!!!!
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屋根小屋
美月は髪をほどき、雑巾のように髪を絞ると雫が垂る
リョーマは美月を見ると石のように硬直する
美月は濡れたせいで制服が透け大人びた黒のブラが見え、服は体に張り付き、体のラインがはっきりと見えてしまっているのだ。
バサッッ
リョーマはテニス用のバックからレギュラージャージを取り出し、美月に投げ被せる。
美月はリョーマに近づきジャージを畳んで渡す、と
ギュッ!!
リョーマは美月をこれでもかというぐらい抱きしめ、左手を美月の横腹に当て、制服を中にすり込み横腹のラインを撫でていく
リョーマは美月のエロい喘ぎ声に思考が停止する
リョーマは顔を赤くして恥ずかしい声でそう言う
美月はリョーマにつられ恥ずかしくなる
美月はリョーマから離れ両腕で胸を隠す
美月は体操座りをし、上半身を隠す
リョーマは美月の肩にフワッとタオルをのせ、小屋の角に座り壁に持たれる。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。