第93話

リョーマはリョーマだよ…
1,483
2020/12/12 03:46




     私はリョーマの幼なじみで、ただ





    それ以上でも、それ以下でもない関係で







    お互いのとこを1番わかっている人って













            思ってた

















   ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


           学校





夜桜  美月
夜桜 美月
……ごめんなさい、




男の子(…やっぱ、そうだよね。)



夜桜  美月
夜桜 美月
でも、ありがとう(❀´ `❀)
頑張って、気持ちを伝えてくれてたんだよね、嬉しいよ。




男の子(夜桜…ホントお前って、優しいよな、)
夜桜  美月
夜桜 美月
…そんな事ないよ、
またね(*^^*)




男の子(お、ぁ、あぁ!サンキューな!!)















ーーーーーーーーーーーーーー



  教室(昼放課)



夜桜  美月
夜桜 美月
……




  23人目…毎回、呼び出されては同じ言葉を聞く









好きです。好きだ。1番大好きです。それに対して‪私は同じ言葉を言う。ありがとう。嬉しい。ごめんなさい。こんな事しか答えられない自分が嫌いで仕方ない











         そう思っていると……




竜崎   桜乃
竜崎 桜乃
あっ!!美月ちゃん!!(〃^▽^〃)
クラスメイト(ゆゆ子)
クラスメイト(ゆゆ子)
教室にいたんですね(๑ ᴖ ᴑ ᴖ ๑)
ずっと探してたんですよッ!





何故か私を探していた女の子達は教室に入り、私の席の周りに集まる




夜桜  美月
夜桜 美月
どうかしたの??



         美月は優しく尋ねる








女の子(美月ちゃんって好きな人とかいるの!?)







   ‪    ……まただ……………





夜桜  美月
夜桜 美月
(*^^*)
普通にみんな好きだよ
恋愛とかは‪私よく分からないの。
クラスメイト(ゆゆ子)
クラスメイト(ゆゆ子)
でッでは、同級生で少しモヤモヤするっというか…気になる人…とかいますか?(๑• •)




   私はその言葉に少し思い出てきた人がいた




夜桜  美月
夜桜 美月
……多分…いる、かも。




女子全員(誰々!!!???)




夜桜  美月
夜桜 美月
…ぇ、えーと…/////
凄く熱くて、誰よりも負けず嫌いで
情熱って言うのかな、
好きな事には一筋な男の子なんだ…/////
クラスメイト(ゆゆ子)
クラスメイト(ゆゆ子)
エッ…!




女子(えッならリョーマ君じゃないんだね!?)




女子(てっきり私リョーマ君だと思ってた〜!)



夜桜  美月
夜桜 美月
……ぇ



女の子(だよね!全然違うじゃん!)


クラスメイト(ゆゆ子)
クラスメイト(ゆゆ子)
なんか、リョーマ君と真逆の人で
びっくりしちゃいました(〃'▽'〃)
竜崎   桜乃
竜崎 桜乃
私もッ
だってリョーマ君って熱さとは真逆で
とってもクールでカッコイイんだよね!



女の子(分かるッッテニス以外興味ないって感じ!)




女の子(でもあの冷たさにときめいちゃうんだよね!)









    あれ…私リョーマの話だったんだけど…










           だって私










    リョーマほど熱い人、見た事ないよ…








      テニス以外に興味がないって…







それって…他の事に目がいかなくて、他の事なんかどうでも良くなってしまうくらい







     テニスが大大大好きって事でしょ








それに、1つのものをあれほど好きになれるって、






      こんなに情熱がある人見た事ない








クラスメイト(ゆゆ子)
クラスメイト(ゆゆ子)
夜桜さんもそう思いますよねッ
(❁´꒳`❁)ニコ♡
.





夜桜  美月
夜桜 美月
え…ぁ,あぁ、ゥ,うん







  
       でも、私がおかしいのかな…







           どうしよ































        分からなくなってきた









夜桜  美月
夜桜 美月
ご、ごめん。
‪私先輩に頼まれた事があるから…





        そして、私は逃げた








 

















ーーーーーーーーーーーーーーーーーー




夜桜  美月
夜桜 美月
…ハァ…ハァ……









     ここ、どこだっけ…ぁ、図書室だ












うすぐらい…この時間帯は誰も居ないから、かな









  



         ちょっと休んどこ…





夜桜  美月
夜桜 美月
……消えたい………な。
夜桜  美月
夜桜 美月
(考えちゃダメ…なのに…)






           考えてしまう







  だって、私が1番リョーマの近くにいて、誰よりも







   背中を見てきたのに












   また胸が痛いッ…口の中に苦味が広がるの













     
夜桜  美月
夜桜 美月
……リョゥ…君
???
…?誰かいんの?
もうとっくに閉める時間なんだけど







         頭の中に響く声










   



      蝕まれてしまいそうな大好きな声










越前リョーマ
越前リョーマ
ッテッッ
みづkiッ





   私はリョーマに飛びつくように抱きついた











       どうしよ…顔、見れない







          見られたくない、





越前リョーマ
越前リョーマ
ミッ美月??//////
夜桜  美月
夜桜 美月
リョーマ…私、わかってないのかも
知れない…





       私は涙を堪えて耳元で言う





越前リョーマ
越前リョーマ
ぇ,ナ.何を…?
夜桜  美月
夜桜 美月
リョーマの事…私1番…誰よりも
見てたのに……違う…違ったの…
夜桜  美月
夜桜 美月
誰よりも分かってなかったの…






       口が、言葉が止まらない





夜桜  美月
夜桜 美月
だから…もう、どうしたraッ…
越前リョーマ
越前リョーマ
いいじゃん、分かんなくたって。




     急なその言葉に、私は硬直した





越前リョーマ
越前リョーマ
…何があったかは、よく分かんないけど
美月は間違ってないんじゃない?
越前リョーマ
越前リョーマ
美月が思ってる俺が俺なんじゃないの?
だって俺、美月と1番長く過ごしてきたんだからさ、1番俺をわかってるのは、美月でしょ。俺だって美月の事1番見てきたんだから、俺が思ってる美月が美月だよ。







            そっか…














     私はリョーマの言葉で甘さが溢れた










夜桜  美月
夜桜 美月
リョーマはリョーマだよ…









     そうなんだ、私の思ってるリョーマが






          リョーマなんだ











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ヌッシー
ヌッシー
おーわり!

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