美月はリョーマと途中で会い、一緒に寝室に戻る
美月とリョーマは布団に入り、寝る準備をする
リョーマは枕を置き、寝転がろうとした時、美月をパッと見ると、寝転がりもせず、布団を膝に被せて壁に持たれると、スマホを真剣に見ていた
リョーマの頭に大きなハテナが乗る
美月はニコニコとして拒否る
リョーマは溜息をつき、小声でそう聞く
美月はボー、としてそう言った
リョーマは真剣な顔をして美月をジッと見つめる
美月は髪の長い触覚をちりちりと触りながら下を向きそう言う
またもやリョーマは優しく質問する
美月がどんどん震えていくのが分かる
リョーマは美月をギュッと抱きしめた
美月はリョーマのその行動に困惑する
美月はリョーマの胸を力強くおし離す、
美月とリョーマは布団に入り、寝転がる、
美月は廊下側向きで寝転がる、リョーマは天井に向けて寝る
それから…………
深夜1時半
リョーマと美月は寝ていた……が美月はビクビクと震えていた
わかる通り、美月は夢を見ている、
美月はお母さん、と言って泣いていた、
リョーマはその美月の声に目を覚ます
美月は震えた声でそう小さく言った、
その言葉にリョーマは胸が痛くなり、無性に怒りと辛さが胸に伝わる
リョーマは寝ている美月を自分の方に向かせてギュッと、泣いている美月を抱きしめた
リョーマはそのまま、結んである美月の髪ゴムをほどき、頭を押さえつけ、背中を撫でた、
そしてリョーマは美月をギュッと抱きしめたまま、
ごめん、……
と唇を強く噛み締め、そう言った
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。